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もうじき
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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もうじき 2

行ったことはないが、九州の田舎もこんな雰囲気なのだろうか。
「先生、一杯どうぞ」
おちょこを渡され、綾香に一杯だけと酒を飲んだ。ピリッとした舌触りの酒。
「ふぅ、強いなこれは」
「地酒なんですが、殿方のお口には合わないでしょう。もう智美も、綾香ちゃんまで一緒に悪戯して……普通のお酒をお持ちします」
「僕はあまり飲めないんですよ。熱い緑茶をいただけたらありがたいです」
女将の香織が濃い緑茶を入れて、厨房から戻ってきた。
「娘が悪戯してすいません。ええ、私の娘なんですよ。娘がいるように見えないですか。私、これでも今年で四十歳ですから」
「いや、お若く見えます。智美ちゃん、料理おいしかったよ。ごちそうさまでした」
綾香は地酒の熱燗をちびちびと飲んで頬を染めている。
「たしか君もあまり酒は飲めないんじゃなかったっけ?」
客室に戻ると窓際で夜風にあたりながら月を見ている綾香に聞いてみた。
先に入浴を終えて部屋に戻っていた綾香は湯上がりの火照りを夜風でさましているようだ。
「あまり夜風にあたると湯冷めするよ」
「温泉だし、髪も乾かしたから大丈夫。優しいのね。……あの、先生、ごめんなさいね」
「何が?」
「あれ男性には口に合わないって昔から村の人ならみんな知ってるわ。あれは男性と女性では味が違って感じるの。
どんな味でしたか?」
「舌が痺れる感じがしたよ」
「女性には、甘くまろやかで口当たりがいいんですよ。お茶は同じ水を沸かして淹れたものなんですけど、おいしかったでしょ。
正確にはお酒じゃなくて湧き水なんです」
山道を登っていくと神社があり、そこの泉の湧き水だという。
「へぇ、行ってみたいな」
「残念でした、神社は男子禁制なんです」
温泉は少し熱めだが、露天風呂で、いい湯だった。混浴でなかったのが残念ではあるが、夏には他に観光客も来るので、男女にしきりでわけたらしい。
「一緒に入りたかったな」
「先生のすけべ」
蒲団が並べて敷いてあった。まるで新婚旅行のような雰囲気である。
「神社は男子禁制ですけど、綺麗な滝がありますから見てきたらいいですよ。
ねぇ、先生……」
窓を閉めて障子も閉めた綾香が布団に仰向けに寝そべると甘えた声を出した。
浴衣が少し肌けてめくれ、胸元の谷間や太腿が見えている。
綾香が自分から誘ってくることはあまりなく、どうやって誘うか、それともいっそう蒲団に押し倒そうかと思っていたのだが、そばに寝そべると綾香の浴衣の帯をゆっくりとほどいた。



「ぁん……」
小さな声を洩らし、綾香が切なげに身をくねらせる。
もう我慢できないというふうに唇を重ねてきた。
「んっ……ふぐっ、ちゅっ」
舌を差し入れてくる。情熱的なキスに戸惑いつつも、舌を絡めあう。
舌だけでなく綾香は脚も絡めてきた。
こちらの腿に股間をなすりつけてくる。
(旅行先でするのは初めてだし、綾香も昂っているのか……)
普段は慎ましく、また仕事とプライベートでは別人のように態度を変える綾香だか、デートのあと泊まりにきても、これほど大胆に欲情をあらわにすることはなかった。彼女がねだる必要がないほど、こちらから求めていたからかもしれないが。
今は、待ちきれないというように、しなやかな指先で、浴衣の下の下着ごしに、勃起したものを握ってくる。
浴衣の帯をほどき抱き合った時には、条件反射のように屹立していた性器は彼女の手の感触に快さを感じ、さらに熱く強く反り返る。
「うぐっ、むっ」
唇を重ねたまま、こちらも思わず熱い吐息がこぼれる。
綾香の指先が、カリ裏を軽く扱き上げ、たまらず腰をよじる。
(すごく気持ちいい)
大胆だが痛みは与えない繊細な指づかいは綾香が今までしてくれたことがない愛撫だった。
たまらなかった。
綾香も元人妻だったことを実感した。
こちらも、彼女の股間に手を這わせた。
内股のしっとりとしてすべすべの柔肌を撫で、到達したパンティは、割れ目のすじがわかるほど熱い湿りを帯びていた。
(こんなに濡れてる)
窓際で話していたときから、もうぐっちょりと潤っていたのではなかろうか。
恥部にパンティの底はぴったりと密着し、内側の姿を露骨に浮かび上がらせている。指でぐにっと押せば愛蜜がじんわりと滲むにちがいない。

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