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幼馴染の母親に
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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幼馴染の母親に 27

暑い日差しの中、汗を噴出しながら学校に辿り着き職員室に顔を出すと、暑さで参ってる顔を家を焼かれて憔悴してると勘違いされて先生方に妙にやさしくされた。
担当の科目で授業に出ていた担任が中断して戻ってくると僕は何度目になるか、説明を繰り返すと用意されていた書類を差し出された。
これまた避難先の住所電話番号やら奨学金必要の有無。
職員室の片隅にある応接セットで書かせてもらっているのでクーラーの恩恵にあずかるが、あれやこれやと書類を出され、その度にスマホの電話帳を開閉してバッテリーが熱を放ってる。
最終的に親のサインを必要とするためにまた両親の元に書類を郵送しなくてはならない。ただ、これは学校が夏休みに入るので学校側が速達で送ってくれるという。
これで朝一出した僕のバイト申請書より先に火災の書類が先に届くのかなとなぜか心の中で笑ってしまった。
ようやく書類責めから解放されたと思ったら今度は教室でクラスの皆から説明攻めにあった。
僕としては正直勘弁してくれと思ったけど身近な人に火災にあった人なんて珍しいから興味津々に聞かれ続けた。
「じゃ、パソコンもオジャンか?」
僕は「はっ」と息を呑んだ。
友達の強力で親が施して行ったファイアーウォールの保護者プロテクトを掻い潜って集めたエロ情報が全部プラスティックと金属の塊になってしまったことに気付いた。
女子もいる手前、表情に出したくないけど確実に顔に落胆が表れていた。
それをウケ狙いと思われて皆で笑ってくれた。
笑われたおかげで救われた気分がした。
そして聞いてきた友達がこっそりと、
「今度、俺のコレクションのコピーをやるよ」
と言ってくれた。
ありがとう友よ。けど、俺には優子さんがいてくれて、暫く一つ屋根の下で暮らせるんだ。
と、思うと同時に真由理さんもいることに複雑な思いが胸を締め付けた。
さらには希ちゃんもいる。
胸の苦しさに言葉が詰まると皆が「元気出せ」と励ましてくれた。
放課後前に、アルバイト先に電話で軽く事情を伝え、放課後学校から直行して店長に説明をした。
店長は
「無理をして出てこなくても大丈夫だぞ。もしきつかったら待つことも出来る」
と言ってもらった。
僕としてはすぐ近所に仮の住まいを提供してもらえたので予定通り働かせてもらうことを伝えると、
「何かあったらすぐに相談すること」
を条件に了承してもらえた。
一先ずやるべきことは終わった。あとは七瀬家に預けた書類とフライング夏休みの宿題だ。
家が焼けたからと言って住む場所が決まってるのだから減らすことは無いらしい。
トホホ。
担任の先生と生活指導の先生に、
「くれぐれもお世話になる家には迷惑を掛けないように。そして決して【間違い】など起こさないように」
と釘を刺された。
感覚的には五寸釘を100本は刺された気がする。
既に手遅れ、と目が泳いでた気がする。ばれたりしてないだろうかという心配も、七瀬家の前につく頃にはなくなっていた。
優子さんには了承を得てるものの、いざ家に入ろうとすると戸惑うものがあった。
その為、自分を落ち着かせる意味でいつも通りにインターフォンの呼び鈴を押すと希ちゃんが出た。
僕だと告げると受話器を荒々しく切る音がして玄関にけたたましい足音が響き扉が勢い良く開いた。
「しゅーいち!ほんとにうちで暮らすのか!?家族になるのか!?お父さんになるのか!?」
優子さんから聞いてただ下宿するのを何か勘違いしてるのか興奮しながら一気に聞いてきた。
ご近所様の目もあるので抱えあげて家に入り扉を閉めた。
「希ちゃん。しばらくお世話になるだけで家族になるとかそういうのじゃないから」
「でも、でも、一緒に暮らすのは家族じゃないとできないんじゃないのか?シューイチ、そう言ってたぞ!」
以前泊めてもらった時の事をそのまま尋ねてきた。
これは説明が大変だ。
説明以外にもやる事は色々ある。
賃貸保険の焼けた部屋にあった家具などのリストアップ。
銀行の通帳の再発行に新しい印鑑登録。
などなど夏休み前だというのに書類作成に追われることになる。
細かい説明は夕食後と言う事にして、僕はいつも泊まらせて貰うときに使わせてもらってる客間をそのまま僕の部屋として一時譲ってもらい、そこで書類作成を始めた。
何とか真由理さんが帰ってくるまでに終わらせる事が出来た。

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