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幼馴染の母親に
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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幼馴染の母親に 26

地獄に仏とはこのことだろうか。
親同士の話でいざと言うときは頼るように言われていたのを思い出した。
しかし、頻繁に肌を重ねるようになった人のことをどうして頭から押し出されていたのだろう。
助けを求めることに何か抵抗でも感じてたのかと考えながら優子さんの下へ歩み寄った。
警察と不動産屋の聴取が終わると連絡先を伝えた。
不動産屋側も一応仮の住処の用意はあったけど使用料の話などいろいろと面倒だったが、優子さんが空いてる部屋を使ってということで話は纏まった。
学校に戻る前に渡された大量の書類を預かって貰うのと両親に連絡するために電話を借りるために七瀬宅に行った。
ソファーに座り、親の携帯に掛けた電話の呼び出し音を聞いてるとだんだん頭が醒めていくのがわかる。
その証拠にあることに気付いた。
呼び出し音を鳴らしてるのは七瀬家の固定電話のコードレス子機
そして電話番号を確認したのは自分の携帯電話だ。
七瀬家に向かう道すがら、しきりに優子さんから
「家で電話しなさい」
と言われて、七瀬家に着くなり固定電話に飛びついていた。
嗚呼、自己嫌悪。
呼び出し音が7回ほど繰り返されたところで母が出た。
七瀬家の電話番号から俺の声がして驚いていたけどその事情を聞いて
「お前は大丈夫なのか」
を何度も繰り返してきた。
いい加減話を進めたいが一向に進まないでいると電話口を父が代わって説明を聞いてくれた。
一緒の職場で働いているからすぐ近くにいたらしい。
こういう時は頼りになる。ありがとうお父さん。そして未亡人とやりまくりな息子でご免なさい。
途中、僕と優子さんが代わり今後のことを話し合っていた。
話は5分ほどで終わり、最後に僕が出て
「迷惑を掛けるんじゃないぞ」
と、釘を刺され、その後母に代わりあれやこれやと心配された。
母には僕はまだかわいい修一ちゃんなんだろうな。
電話を切られる間際にアルバイト申請の書類を七瀬家に送るように頼んでようやく電話を切ると、僕は火災を目の当たりにしたときよりも疲れた気がして大きな溜め息をついた。
「災難だったわね修一さん」
優子さんが氷の入った麦茶を差し出してくれた。
僕はお礼を言うと一口で飲み干し、落ち着きを取り戻してもう一つ電話するところを思い出した。
今度は自分の携帯電話で学校に連絡をして、一時間以内に戻ることを連絡して切ると優子さんが麦茶のおかわりを持って来てくれて僕の隣に座った。
「修一さん、災難だったわね」
そう言って僕の腕を引っ張ると頭を胸元でやさしく抱きしめて撫でてくれた。
いつもなら血が激しく回って興奮状態になるけど今は安らぎを覚えた。
誰かが近くにいてくれるってこんなに落ち着くんだななんて感じているとチャイムが誰かの訪問を告げた。
優子さんが軽く溜め息を吐くとインターフォンとリンクしている電話機で対応すると玄関へ向かった。
訪問者は優子さんの義兄・耕太郎だった。
話の内容は仕事で車に乗ってたらカーナビでこの辺りで通行規制が起こってるので気になって調べたら火事が起こってるので心配して来たということだ。
マメな人だな。
優子さんは、ここは大丈夫ですのでご心配なさらずにと言い、お取引願おうとすると耕太郎が僕の靴に気付き、
「誰か着ているのですか?」
と尋ねてきた。
優子さんは隠さずに、先日風邪を引いて預かった近所の子が住むアパートが焼けたので家に非難していることを告げると耕太郎は息を呑んだ。
その様子はいい所を邪魔をされたというより何か重大なことを思い出したといった様子だった。
耕太郎は真由理さんと希ちゃんによろしく。それと僕に【心中お察し】を伝えてと言い帰って行った。
本当はもっとゆっくりして居たかったけどそうもしていられない。
僕は不動産屋などから渡された書類を優子さんに預かってもらうと学校に戻ることにした。

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