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熟女クエスト
官能リレー小説 - 人妻/熟女

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熟女クエスト 8


「…ドワーフ達がダンジョン内のどの辺りを住処(すみか)にしてるのかは謎だけど、そんなに深いダンジョンでもなし、すぐに探し出せるでしょう」
「そうね…それじゃあ、出発よ〜!」
「うん!早くドワーフさん達を見付けて町長さんのお手紙渡すんだ!」
そして三人はダンジョン内へと足を踏み入れた…。

少し進んで…
「マ…ママぁ…こ…怖いよぉ…」
「はぁ…リオ…あなたねぇ…」
勇んでダンジョンに入ったは良いが、マリアにべったりとへばりついて離れないリオ。
これにはマリアも溜め息を吐くしか無かった。
「リオくぅ〜ん♪お姉さんに抱き付いても良いのよぉ〜。てゆうかお姉さんを抱いて…」
「エリーナ!バカ言ってないであなたは黙って道を照らしてなさい。この照明担当!」
「ぶ〜!」
頬を膨らませて拗ねるエリーナ。
彼女が持っている、彼女自身の身長ほどもある杖の先端部分が光を放ち、辺り一面を照らし出しているのだ。
ちなみに彼女の今の服装は、あのエロエロボディコン(仮称)の上に黒いマントを羽織り、頭にはツバ広の三角帽子…つまり典型的な魔法使いのスタイルである。
マリアは相変わらずほぼ半裸のビキニ鎧、リオは布の服…だが、ただの布ではない。
かつて父親である勇者が身にまとって戦っていた特殊な魔法衣で、物理攻撃・魔法攻撃の双方に対して防御効果がある。
さすがに鎧には劣るが、鎧はリオには重すぎるのだ。

「…それにしてもマリア、なんだか懐かしくない?こうしてダンジョンの中を歩いてるとさぁ…」
ふと感慨深げにエリーナがつぶやいた。
マリアも答える。
「確かに…あの頃を思い出すわねぇ…」
二人ともかつて先代勇者と他の仲間達と共に旅した昔を思い出して懐かしんでいるのだ。
「…?」
幼いリオだけは訳が解らず首を傾げる。

かつて魔王を倒し世界を救った勇者一行は…男が勇者一人だけであとの仲間は全員が女…というハーレムハーレムした編成であった。
…というか実際ハーレムだった。
勇者は仲間の女達全員と肉体関係を持っていたのだ。
戦いの後などは乱交が常であった。
血を見て昴った肉体の火照りを解消するにはセックスが一番だったからだ。
特にダンジョン内は人目が無いという事もあり、戦闘終了後そのままセックスに移行した。
もちろん森でも草原でも砂漠でも、人目が無ければ所構わずヤった。
勇者は精力絶倫である。
相手が何人いようと関係無かった…。

「…ゴクン…」
…当時を思い出したマリアは思わず生唾を飲み込んだ。
…というか思い出したのは勇者のチ○ポである。
太くて長くて逞しい…まさに“逸物”というに相応しい見事なモノだった。
今でもアレの形や感触まではっきりと思い出す事が出来る…。
そんな事を考えている間に彼女は子宮が疼き膣内が熱く湿り気を帯びて来たのを感じた。
(…い、いけない!私ったら何考えてるのかしら!今の私は一児の母!女は捨ててリオを立派な勇者にする事だけに専念するのよマリア!)
ハッと我に返って慌てて邪念(?)を振り払うマリア…だが他ならぬそのリオこそ亡夫に優るとも劣らぬ“名刀”の持ち主である事に彼女はまだ気付いていないのだった…。

「…あら?」
ふと気付くと周囲にリオとエリーナの姿が無く、マリアは暗闇の中で一人きりだった。
「嘘!?はぐれちゃった!?」
だがおかしい、彼女が気を抜いていたのはほんの数秒間だけだ…そんな短い時間で二人ともいなくなるなんて有り得ない。
「一体どういう事…?」

一方、リオとエリーナの方もマリアが消えた事に気付いた。
「あれ?ママは…?」
「あら?さっきまでいたわよねぇ?どこ行ったのかしら?…マリア〜!隠れてないで出て来なさいよぉ〜!」
…だが返事は無い。
「「……」」
二人は何となく不吉な予感がした。
「これは何かある…リオ君!お姉さんの側から離れちゃダメよ!」
そう言ってエリーナはリオの手を掴んで体を引き寄せようとした…ところが…
「リオ君…!?」
何とリオの姿までもが掻き消すように消えていたのである。
これで三人はバラバラにされてしまった。

「…エリーナお姉ちゃん!?ママぁー!?どこなのぉー!?」
一人になったリオは涙目で二人の名を呼びながらダンジョン内をさ迷っていた。
「ウフフフフフ…♪」
とつぜん見知らぬ女の笑い声がしてリオはハッとする。
目の前の空間が一瞬少し歪んだかと思うと次の瞬間、そこに一人の美女が立っていた。
「こんにちはぁ、ボクぅ♪」
「こ、こんにちは…」
「ママ達とはぐれちゃったのぉ?」
「…う、うん…」
その美女はマリアと同じビキニ型の鎧を身に着けておりオマケに妙に色っぽい雰囲気をまとっていた。
その顔立ちは天使か女神かというほど美しく、体付きはこの上なくイヤらしく男の劣情をそそる…。
例えて言うなら一流の彫刻家が想像力と創造力をフル活用してさえ創り出せないであろうまさに“完璧な美”であった。
しかしその美しさは完璧すぎるがゆえにどこか非人間的なものを感じさせた。
…というか人間ではなかった。
「ウフフ…(勇者が幼い子供だという事は聞いていたけど、まさかこんな可愛い坊やだなんてねぇ…これは役得だわぁ)♪」
…実は彼女こそ魔王ルシファーの配下、淫魔将軍リリスの仮の姿であった。
淫魔は幻惑魔法を得意とする。
三人が引き離されたのはそのためだった。

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