スワッピング ハイスクール 43
剛は美香にTバックのセクシーな下着とそれが見える超ローライズのホットパンツを渡す。
もちろん、美香はそんな格好したことはないし、正直趣味でもない。しかし、剛いわく恵太の様なタイプはそういう他の男の趣味に妻が染まるってシチュエーションは燃えるはずだと美香に言い聞かせて露出度MAXの白ギャルに美香を仕立て上げる。
余談ではあるが、剛は意外にもギャル系も好きで優子も元々はかなりギャル系だったりする。
試着室で(駅ビルは老若男女があつまる公共の場なので、校内の購買と違って一応試着室がある)美香はそれに着替えた。
「どうですか?」
「おぉぉ…恵太君きっと喜ぶぞ」
「そうですかぁ…」
美香は、照れて顔を伏せながらもちょっと嬉しそうにした。
剛は、自らのバウチャーでそれの支払いを済ませて、美香をそのままの格好で電車へと導いた。
「この駅に降り立った半月前が、なんかすごく昔のような気がします」
入学前、恵太、美香、恵美は、この駅からバスに乗って、寮に向かったのだった。
「その時は、この店、前通ったんですが、ここで買い物してるなんて…思いませんでしたよ」
「おお、きっとそれだけ、ここに慣れたってことだよ」
「5番線だな」
剛と美香は、臨海部へ向かう電車のホームへと向かっていた。
「ところで剛さん」
電車のロングシートに座ったところで、美香は剛に聞いた。
「たまきさん、結構以前から剛さんを知っているみたいでしたね」
そう、たまきは、恵太や美香には敬語を使っているのに、剛には“あ、先輩さん、って剛さんだったのね”のような言い方をした。
「たまきさんとは、高校の部活で先輩後輩でな」
剛は柔道部でたまきはマネージャーをしていて、柔道の事もそれ以外の事も色々サポートしてもらったのだった。
「たまきさんは柔道部の猛者達としてたから激しいぞ、美香ちゃんも勉強になるかもな?」
剛は部活でのたまきとの事を話し続ける。その話を聞き美香はたまきさんになら安心して恵美を預けられると思い。そんなたまきのためにも今日は恵太にガンバってもらい妊娠させてもらわないとと心に決める。
「剛さん、たまきさんのためにも恵ちゃんを興奮させたいんで、私も頑張りますからよろしくお願いします。」
「ああ、オレもたまきさんには世話になったし恩を返したいから、何時も以上に激しく行くからね」
剛と美香は電車の中だというのに作戦会議を始め、その赤裸々な内容に周囲の注目を集めてしまう。
その頃、恵太とたまきは、ともにパンツ一枚の状態でホテルにチェックインしているところだった。
「貝瀬様、館内のレストランにいらっしゃるときには、恐れ入りますが、トップはつけていただくことになりますが、よろしいでしょうか?」
「はい、もっています」
たまきは、バッグからブラジャーを取り出して示した。
恵太は、美香に“先に部屋に入っている”というメッセージを送っておいた。
「行きましょう」
たまきは、恵太の手をとって、エレベーターに向かった。