スワッピング ハイスクール 42
「車に乗せてもらうのって、久しぶりです」
「そうですよね」
その電気自動車は夕日を受けながら、順調に高速を飛ばしていく。この時代は、通る車も減って、渋滞はほぼ死語になっている。老朽化した高速道路は、補修よりも廃止されていくくらいだ。
たまきは、恵太に中学校、高校時代の思い出を語りながら、携帯端末で中学時代の写真を見せた。
やはり、見事に皆パンツ一枚か、または、そういうシーンなら、何も着けていなかった。
「この頃は、それが当たり前だったんです」
「そうなんですか…高校で、戸惑ったりしなかったんですか?」
たまきは、ちょっと前の、進行方向、遠くの方を見た。
「もちろん、高校ではそうだ、って、知識では知ってましたから、戸惑いはしませんでした…友達も、結構高校に入ってから服を着るようになった人も多くて。でも、慣れた裸の方が楽で。別に信念で、とかでは無くて、ただ、何となく…」
たまきはそう言うと少し恥ずかしそうな顔をした。
「そうだったんですね。露出が趣味とかじや無かったんだ」
恵太がそう言うとたまきは。
「そうね、見られて興奮するとかって感覚はないわね」
と答える。
「トイレとか大丈夫?そこのSAで少し休憩しましょ」
たまきはSAの方にハンドルをきる。
「うーん!」
車から降りるとたまきは伸びをする。
「うーん!」
それにつられて恵太も伸びをすると二人は少し笑った。
トイレを済ませて集合すると少し休憩しようと外れにあるモニュメントのところに行く。
ベンチに座ってしばらく話をしているとたまきは記念撮影しようと恵太を誘う。
「それなら、たまきさんのスタイルに合わせますよ」
恵太はそう言って服を脱ぐ、旅の恥はかき捨てと勢いに任せた行動だが、その開放感に少し戸惑う。
「ありがと」
たまきはそう言うと慣れた様子で裸になる。
たまきのカラダはいつも見ていると思っていたが、改めて思うと全裸を見るのは初めてでアンダーヘアーをキレイに処理してツルツルになっているアソコにたまきの今日にかける思いを感じる。
そんな事を思っているとムスコがムクムクと反応し始めてしまう。
「わっ!恵太さんのスゴイですね」
久しぶりに見る、園児以外の男のモノにたまきのテンションも上がる。
そう言われると嬉しいもので恵太のテンションも上がり。「まだまだ、半分ぐらいですよ」と普段なら言わないようなセリフが出る。
いい雰囲気になってきてそのまま始めてしまいたくなるが流石にアオカンは難易度が高いので、さっさと写真を撮ってホテルに行こうということになり、近くを歩いていた人に写真を撮ってもらう。
「ありがとね」
デジカメのモニターに写る裸の二人を見るとたまきは満足気な顔を見せる。
そして、再び車をホテルに向かって走らせた。
その頃、美香と剛はショッピングをしていた。
「こんなの恥ずかしくて着れませんよ〜」
「そうか?でもこれを着た美香ちゃんを見たら恵太は興奮すると思うぞ?」
恵太を興奮させるという建前で同行する美香はそれならより効果的にと剛のエスコートで準備のため駅ビルの中のショップを巡っていた。
「本当ですか?それなら…」