スワッピング ハイスクール 37
「流されるか…経験があまりないからなんとも言えないが、それはそんなに問題なのか?流されるって言うと悪い風に聞こえるが本能に正直って思えばそんなに悪く思わないだろ?それに誘えなかったってのも逆に考えれば、誘う暇がない位忙しいってことだろ?つまり、自分に自信が足りないんだよ。」
剛は恵太の相談に気の持ちようだと伝える。
「そう言われればそうかも?とにかく自信を持っていればいいんですね?」
「そう言うことだ、恵太も美香ちゃんも俺達が色々教えてやるから安心してていいぞ」
剛がそう言ってガハハと笑い飛ばすと、子供達も呼び戻して本格的に晩ご飯を食べ始める。
「いただきます」
子供たちも晩御飯を食べ始めた。
「ねえ、ママ、おとこのこを、おふろで、洗ってあげたい」
レイナが言った。一同、箸が止まった。
「何で?レイナ?」
優子が聞いた。
「がっこうで、言われたんだ『男の子は女の子を、女の子は男の子を、洗ってあげよう』」
剛は腕を組んだ
「なるほど…小2でそれは早いような気はするが…リョウじゃだめだよな…昭雄は…」
「多分、その趣旨は、その意味が少しは分かる人と洗いあおう、っていう話なんじゃない?」
「うーん…そうか…この辺にいたかなあ…レイナと同年代の男子は…」
結婚の早かった、剛と優子はクラスメイトに同学年の子供を持つ夫婦がいない。しかし、それを理由にレイナに不自由をさせないよう努力してきた。
「それって、同世代の男子って言うか、レイナちゃんが男として意識してる子でないとダメですよね?」
亜美がそう言うと優子は続けて。
「そうね、レイナは誰か洗ってあげたい子いるの?」
そう聞かれると、レイナは「うーん」と考え込んでしまう。その様子に剛は少しほっとした。
「剛さんも結構親バカですよね」
啓太がからかうと「うっせ」と恥ずかしそうにする剛の姿に恵美のことを考えると多分自分も同じだろうなと思う恵太だった。
レイナ「あたし・・・、恵太お兄ちゃんがいいな・・・。」
剛、優子、敬太、亜美、恵太、美香「えっ・・・えぇ〜〜〜〜〜!」
剛「レイナ、どうして?」
優子「そうよ。どうして恵太くんなの?」
レイナ「だって、ここにいる男の子って、あたしより年下だし・・・、年上で、カッコいい人は、恵太お兄ちゃんだもん・・・。」
敬太「レイナちゃん、僕じゃあ、ダメ?」
レイナ「うん、ダメ。」
敬太「しくしく、レイナちゃんにフラレタ・・・。」
亜美「あたしが居るじゃない・・・。」
美香「レイナちゃん、うちの旦那さまで良いの?」
レイナ「うん。恵太お兄ちゃんが良いの。お願いします。」
恵太「レイナちゃん・・・。」
美香「剛さん、優子さん・・・。」
剛「し、仕方無いか・・・。」
優子「恵太くん、レイナのこと、お願いね。」
恵太「わ、解りました・・・。」
優子「善は急げ。今夜にする?」
レイナ「うん。する。恵太お兄ちゃん、お願いします。」
恵太「こちらこそ、宜しくね。」
レイナは、恵太と今夜、二人っきりでお風呂に入ることになってしまった。
ということで、恵太はレイナとバスルームへ向かう。
「恵太お兄ちゃん座って〜」
レイナはイスを用意して恵太を座らせると準備を始める。
「はーい、レイナちゃんよろしくね」
恵太はレイナのやりたいようにやってもらおうと出されたイスに座ってレイナの準備を待つ。
「それじゃ、始めますー!」
レイナがそう言うと恵太の背中に予想外の感触が…
レイナを驚かしてはいけないと冷静に鏡を見ると、泡立て身体をすりつけるレイナの姿が写る。