スワッピング ハイスクール 128
そして
"おやすみなさい・・・"
レイナは、恵太の横で眠りに就いた。
それを部屋の入口で見ていた美香は、レイナの行動に少し驚きながらも、少し納得をしていた。
「レイナちゃん、やっぱり恵太くんのことが好きなんだ・・・」
美香は、レイナの寝息を確認すると、静かに部屋のドアを閉じて、リビングに戻った。
しばらくの後、恵太は寝ながら少し手を動かしたら何かに当たった。だんだん目が覚めてきた恵太は、隣の裸の少女を認識し「え!」と一瞬叫んだが、レイナも廻りの他の人もまだ寝ているのに気づき口を押さえた。
「どおしたのぉ?恵太君?」
亜美が目を覚まして来た。
「いや、あの〜・・・」
恵太は、亜美からレイナを見えないように体を動かしながら、しどろもどろに応えた。
「何を隠してるのかな〜・・・、あれ?レイナちゃん?」
亜美は、恵太の後ろで眠っているレイナを見つけてしまった。
「レイナちゃんとヤッちゃったの?」
亜美は冗談めかして言った。
「違います!そんな鬼畜じゃないですよ!」
芽衣や泉美も目を覚ました。
「どうしたの?」
なんとなく責められる感じになり、後ずさりする恵太だが、レイナも目を覚ました。
「うっ、ううん〜・・・。恵太お兄さん、どうしたのですか?」
レイナは、目を擦りながら恵太に聞いた。
「いやっ、それよりレイナちゃん、いつの間に帰って来て、いつの間に僕の横で眠ったの?」
「えっと、一時間ほど前に帰って来て眠くなって部屋を覗い見たら、恵太お兄さんの横が空いていたので、ここで眠ったのです」