スワッピング ハイスクール 125
恵太たちが眠りに就いた頃、独身寮の大浴場にいる美香たちは、体を洗い終わり、浴槽に浸かっていた。
もちろん、リョウは、浴槽の横にたらいを置いて、お湯を入れて、その中に浸かっていた。
その時、美香はふとレイナの体を見て少し驚いた。
レイナに初めて会ったとき、レイナの体はまだ幼さを残していたが、あれから2ヶ月たった今では、幼女から少女へと少しづつ変化をしていた。
美香は、レイナの横に並んで、レイナと話しを始めた。
「レイナちゃん、初めて会ったときから見たら、成長したね」
「はい。恵太お兄さんと洗いっこした後、急に成長しています」
「えっ、そうなの?」
「はい。この前、学校で身長と体重と胸囲の測定した時に、クラスの中では、一番成長してました」
「そうなんだ・・・」
「はい。そしてその時に、女子は、いつ初潮が来るか、男子は精通が来るかの検査もしたのですが・・・」
美香は、驚いた。
美香が小学生の時は、その検査は無かったのである。
「えっ、初潮検査があるの?」
「はい。2年生になったら、測定の度にあるのです」
「そうなんだ・・・。それで、レイナちゃんの検査結果は?」
美香に結果を聞かれたレイナは、はずかしそうに言った。
「今年の年末頃、あたしの誕生日の頃に初潮が来るみたいです・・・」
美香には“そういう予測ができるものなんだ”という思いよりも、その日がもう間近に、レイナがまだ同じ部屋にいるうちに来そうなんだ、という驚きの方が大きかった。
「そうなんだ、レイナちゃん、じゃあ…はじめては、2年後とか言わず、その頃、できるかもしれないね…、あ、もちろんレイナちゃんがよければ、だけど」
レイナはちょっと照れ笑いした。
「そうですね」
レイナの頭の中で、いろいろなことが結びついていったようだった。
「わたし、恵太お兄さんに、洗いっことか、もっともっと、いろいろ、いまでもできること、たのんでみます」
レイナは、少し恥ずかしがりながら美香に言った。
すると美香は、レイナに言った。
「そうだね。レイナちゃんの初体験が、いい思い出になればいいね。」
「はい。思い出と一緒に初めての赤ちゃんは、恵太お兄さんの赤ちゃんが欲しいです・・・」
レイナは、顔を真っ赤にしながら言った。
そのレイナの顔を見た文香と舞夏と亜弥は、驚いていた。
その表情は、中学生や高校生の、本当にこれから子作りしようという人と何ら変わりはなかったのだ。
一同、やはりそれはこの地域の先進的な教育の結果なのだろうと思った。
「うん、そうなるといいね。レイナさん、剛さんと優子さんの子供なんでしょ。きっと、できるよ」
亜弥は、レイナの小さな手を取って、そう言った。
「旦那にも、レイナちゃんの気持ち、ちゃんと伝えておくよ」
「いえ、それは、ちゃんと自分で、伝えます」
美香の言葉に、レイナは湯船の中で胸を張った。
その姿は年齢にしてはちょっと不釣り合いで、一同少し笑った。
「ねえ、これ、いれる、の?」
いつの間にか、恵美が湯船から出て、たらいにいるリョウの、まだとてもそうなっていない突起部分に触れていた。
「恵美…それは、もっとお姉さんになってからね」
それでも、いままであまり相手にされていなくて不満げだったリョウは、恵美がソコに触れたことに応じて、笑顔を見せ始めていた。
「こんなに小さくても、それは分かるものなのかな」