スワッピング ハイスクール 118
「こちらこそよろしくお願いします」
文香と真琴はお互いに挨拶をした。
「文香ちゃん、恵太くんの子供を妊娠したんだね。実は、わたしの同じ部屋に住んでる子も、恵太くんの子供を妊娠したんだよ」
「えっ、そうなのですか?」
「うん、浅川恵里子って子なんだけど、あなたと同じ学年だけど、クラスが違うからわからないよね」
文香は頭の中でちょっと検索していた。
「もしかしたら、独身寮の同室の子から聞いたことがあったかもしれません」
そう、芽衣があるとき話していたちょっと地味目の子が、えりこ、っていう名前だったような気がした。
文香は恵太と初めて会った、芽衣が恵太を部屋に連れてきた日を思い出した。
「もしかして最近分かったんですか?」
「うん、昨日分かったって」
文香は、まだ見ぬその子が、自分のちょっと前に恵太の精子を受け取ったのかなあ、と漠然と思った。
「そうだったのですね。昨日判ったてことは、妊娠4週目、つまり妊娠1ヶ月ですよね。実はうちの部屋の優子さんも、昨日の検査で恵太くんの子供を妊娠したって言ってたのですが」
美香も、その話しに参加してきた。
「えっ、優子さんも・・・」
真琴は、美香の一言で驚いていた。
「恵太君、短い間にそんなに…すごい!剛君すぐ追い抜いちゃうんじゃないかな…アタシも恵太君に頼んじゃおうかな。そろそろもう一人ほしいし」
「ええ、ぜひうちの恵太使ってください」
真琴はにっと笑って、遊んでいる子供たちの方を見た。
「きっとうわさすぐ広まるよぉ。月曜日から恵太君超モテモテ…じゃあ、アタシその前にやっちゃわないと…」
「でも、今頃恵太くんのモノは、空っぽになってるかも知れないですよ・・・」
文香は、真琴と美香に言った。
「あっ、そうだった、今頃恵太くんは亜美さんたちに絞り採られてたんだった・・・」
「えっ、今、亜美ちゃんたちって言ってたけど、恵太くん、亜美ちゃんとそれ以外の誰としているの?」