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幼馴染み美咲と学園のアイドル由衣
官能リレー小説 - 寝とり/寝取られ

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幼馴染み美咲と学園のアイドル由衣 10

「そういえば、お姉さんいたんだな」
「ここの学校のOGなんだ。水泳部でさ」
「知らなかった。由衣ちゃんは知ってた?」
「もう三年だったから、すぐ引退しちゃったけど」
「ちょっとトイレ行ってくる」

直人の思わぬ姿以上に、彼の姉がここの水泳部にいたことに驚く。
更に聞こうとしたけど、奴は席を立った。

「由衣ちゃん、まさか先輩たちの中に雄二のお姉さんも…」
「何、どうしても言わないといけないの?」
「怒ってる?」
「別に。放課後学校に来るように言ってあげるから、直接聞けば?」
「急に突き放すね」
「ただのセフレなんだから、あんまり立ち入ったことまで聞かれても困るの。先輩に会わせて欲しいんでしょ?」
「うん」

また彼女の理想的ヒロインとかけ離れた一面を見せられた気がする。
しかし、彼女の主張も一理あるし、雄二の姉が悪い先輩と限ったわけではない。
何か聞き出せれば、美咲を学校にいる間は守れる方法が見つけれそうだ。

美咲はいつものように部活を頑張っているようだ。
俺からは彼女が友達と一緒にプールに向かう姿しか確認できないが、その表情に変わった様子は見られない。
今のところは大丈夫だと思っていいのだろう。

由衣は雄二と一緒なのだろうか。
「連絡はしたから校門で待ってるといいよ」と言われた後別れてしまったのでその後は知らない。
俺は言われた通り、門の前でその人がやってくるのを待っていた。

「長澤くん、静香ちゃんが会いに来たよ」
「あの、今日は…」
「直人じゃなくて、由衣の奴からって珍しいね。この学校の側もめったに通らないし」
「すみません」

夕方より少し前の時間にすぐ来れるってことは、進学したのだろう。
でも、服装や髪型を思うと少なくとも清楚系ではない。

「派手だと思う?ガールズバーでバイトしてるし、一人暮らしだから」
「別に、話しさえ聞かせてもらえれば…時間は取らせません」

水泳は続けてなさそうだけど、気ままに暮らしていそうだ。
直人のほうが長男らしくまじめだし、彼女は親がほったらかしにしてるのかもしれない。

「いいよ、気にしないで。他ならぬ直人の友達でもあるし、部活の後輩だからね。
ファミレスに行こう。いろいろ聞きたいんでしょ?」
「いいんですか?それに、ファミレスって国道沿いだから…ここから結構ありますよ」
「バイクで行こ。そこにビクスク止まってるでしょ」

俺は学校から少し離れたゴルフの打ちっぱなしの駐車場まで静香さんと歩いて行く。
渡されたパーカーを羽織ってかろうじてバイザーや縁取りが白くないハーフヘルメットをかぶり、パッと見て生徒とわからないようにして黒いビクスクの後ろに乗ってファミレスまで向かうという初経験をオドオドしているのを悟られないようにしていた。
彼女のヘルメットのラインや星がピンクなのは女性らしいと思うけど、服装は特に脚がコケた時に痛そうとか染めた髪が顔にまとわりついてこないかとかの心配も、友人の姉であると同時に短大生が相手というプレッシャーに比べれば小さい。

「佐川が由衣ちゃんを襲おうとしてたらまゆみ先生が助けてくれたんです」
「ああ、あのメスゴリラね。ケダモノとゴリラでお似合い」

ファミレスでドリンクバーだけ頼んで時間を過ごすというのも初めてだけど、コンビニの前よりはまだ行儀がいいのでその辺はやっぱり年上だと思う。
「佐川の奴が好き勝手したのも、男子がだらしないのもあるでしょ」
「まあ、水泳部は女子のほうが多いから」
「でも、ああいうデカいのは厄介よね。男子だけでシメようとして、雄二に何あったら嫌だし…ああ、長澤君も」
「佐川をなぜ逆レイプしようって事になったんですか?」

彼女が言うとおり水泳部は数だけでなく、影響力でも女子のほうが強い。
それでも、真相追求を諦める訳にはいかない。

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