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女男×男女
官能リレー小説 - ラブコメ

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女男×男女 4

「いや、別に事実だからいいよ...事実....」

相当堪えたようですごく落ち込んでいる。
なんか可愛い...?

「ごめん そんなつもりで言ったんじゃなかったんだけど...本当にごめんね?」

「そんなに無愛想なのかな...?俺..」

だめだ 聞いちゃいないよ やれやれだなぁ。 
そんなことを考えながら彼を見ていると副担が

「あー、   これから修学旅行についてはなすのでしっかり聞くように!!」

と言った

この中学校では珍しく2年時に修学旅行がある。 行き先は定番の京都奈良!
楽しみだなぁ
修学旅行の班員は
僕と歩美と刃山君と柏崎さんにクラスの人気者の松原君にお調子者の田中君だ
なぜか男子が僕を含めて四人だけど、周りから見たら人数はあっているのかな

「よろしくね 美山くん」

「こちらこそよろしくね!柏崎さん」

「おいおいおい.....オレらの班員に不良とか嫌だー。絶対トラブるだろ なあ松原ぁ」

「いくらなんでも本人の前で言うのはどうかと思うぞ田中」

「.......」

そうだ、班でどこを回るか決めないと。みんなの意見を聞いてみよう
そう思っていると歩美が

「ねぇねぇ ところでどこを回る気なんだい君たちィ〜」

.....もう口調に対するツッコミはやめよう。

「わたしは龍安寺いきたいかな 石庭を見てみたいよ」

「僕は.....銀閣寺かな。風流だしね」

「私は嵐山に行きたいわね」

「なあ、このふせみいねにたいしゃってのはどうだ!?」

「伏見稲荷大社だからな 俺は南禅寺な」





さすがにそれはないでしょ田中くん.....
そうだ 刃山くんにも意見を聞かないと

「刃山くんはどこに行きたい?」

「....! あ、えと、わt...俺はその......」
すごく戸惑っているけどどうしたんだろう?
寝てたのかな?不良生徒でもこうゆう時は真面目になると思うけど

「別に聞かなくたっていいだろ? どうせ現地で問題起こすんだから」

「いやいやいやいや、一応みんなの意見を聞くべきなんだぜい?」

距離的には少し遠いけど何とかなりそうだ
あとひとつくらいならいけるかな
「そんなこと言うのは酷いんじゃないかな 田中くん。 刃山くん、あとひとつならどこでもいけるよ? 延暦寺とか平等院は無理だけど」

僕がそうゆうと刃山くんが少し嬉しそうに

「....じゃあ 金閣寺に行きたい。」

といった。なんか不良と言うより口下手なだけなのかな?
少し可愛い気もしてきた。顔も中性的だし.......って僕は何を....
僕は男だし相手も男だ。僕は普通に女の子が好きなんだ!
それはともかく
金閣寺なら余裕で回れる圏内だ。刃山くんの意見も通るだろう

「よぉ〜し じゃあチミタチの希望を聞いたから次は昼飯の場所じゃぁ〜」

そうして全ての議題が終わった。少し不安はあるけれど....

「バスの座席、隣だね 刃山くん。」

「...そうだな。 悪いな 美山」

別に謝らなくてもいいんだけどな
「楽しみだね!京都に行くのは初めてだし」

「俺は何回か行ったけどな...ただ金閣寺はまだなんだ」

「あぁ、それで行きたいって。ところで刃山君、ワイシャツの第3ボタンまで空いてるけど?」

「暑いからな...まあ気にするな。いざとなったらこれがある」

そして刃山君はポケットから銀色に光るものを取り出した
不良の喧嘩で使われることも多いと言われる....

「....メリケンサック!? 向こうでも喧嘩する気なの!?」

「これは護身のためだ。喧嘩なんぞ拳で十分だ。」

「強いんだね、刃山君って。不良だから?」

「元々空手や柔道とかやってたしな。黒帯も持ってる。それに体を動かすことは好きだ。」

なるほど、道理で強い訳だ。技術も経験もある、少なくとも3人までなら余裕だろう。


「なんで空手を始めたの?やっぱり強くなりたかったから?」

「それもあるが...元々やんちゃだったしな。そのせいで....」

「そのせいで?」

「いや、なんでもない。気にするな...とにかく体を鍛えたかった。それだけだ」

何か隠してるような気がするが追及する必要もないので
僕はそれをスルーした

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