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女男×男女
官能リレー小説 - ラブコメ

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女男×男女 6

「暇なら一緒に遊ぼうよ! 丁度トランプとかあったし」

「え、あ..ああ、まあ、いいけど...」

「そんな緊張しなくてもいいのに。 さあ、部屋に行こ!」

ーーーーーー真希たちの部屋ーーーーー

「いいのか?今は女子がいないからいいけど」

「いいのいいの! もし来たとしても歩美だから」

そう。この部屋は僕と歩美の2人部屋だ。歩美が先生と「お話」して二人一組の部屋にしたらしい。幸い予算も間に合ったみたいなので良かった。
歩美には彼氏がいるし僕も歩美とどうこうする気も全くない
周りから見ても仲のいい二人としか見えないだろう。

「そうか...志田か。あいつも大変だよな」

「え?歩美が? どちらかというと変態...」

「いや、この前三年に絡まれてたんだよ。その三年は今は病院だけどな」

え?それって....
「ねえ、それっていつの話?」

「ああ、この前って言っても随分前だぞ。確か去年の暮れ辺りだったかな。」

『去年の暮れ 茶等尾先輩達が病院送りになったでしょ?』

『15対1でナイフ持ちだったからねー』

『去年なんて逆上されてナイフで刺されそうになったし』

『流石にその時は人が通りかかって助かったけどねー』


じゃああの喧嘩の原因は歩美だったのか。道理で

「じゃあ刃山くんが助けてくれたの?ありがとう!」

「あ、ああ。いや、別に助けたわけじゃ....」

「それでも...ありがとう!」

「...どういたしまして。」

そう言って少し笑みを浮かべた刃山くんの顔は
まるで女の子のように可愛かった。



「あーお風呂気持ち良かったー...ってあれ刃山くん。真希と何してたの?」

「刃山くんもお風呂入らないってから遊んでたの。」

「...そろそろ就寝時間だから俺は戻る...ありがとな。美山」

そして午前2時



真希は女湯前に来ていた。
この時間なら誰もいない上、旅館の人に見つかってもこの見た目ならやり過ごせる。まさかお風呂の中にまで入ってわざわざ性別確認なんてしないだろう。


「さーてと...電気は...あれ。点いてる......?」


旅館の人が消し忘れたのだろうか。まさかこんな時間に誰かが入っているとは思えない。旅館は貸切だから一般の人もいないはずだし、先生たちの入浴時間もとっくに過ぎたはず。



「.....まあ、いいか。消し忘れただけでしょ。」

そうして真希は服を脱ぎ始めた。女のような容姿にはとても似つかわしくない、マグナムが露わになった。


「なんで"ここ"だけ大きいかなぁ....」


そうして全ての服を脱ぎ終えて、浴場の戸を開けた。


なぜ気づかなかったのだろうか。


僕の二つ左のカゴが使われていたことに。
ガラガラガラガラ....ピシャンッ!!


勢いよく扉を閉じる。すると目の前には、後ろ姿だけでもわかる。恐らくは美人であろう女の子がいた。
彼女は大変驚いたようだが、こちらを振り向かずにいた。


「えっ...誰?」


思わずそう呟くと、この場にはいないはずの.....いや、絶対いてはいけないはずの彼女.........否。   



彼がいた。



「は...刃山くんっっ!?」


「美山.......!?!?!?!?」



彼....いや、彼女の身体は普段からは想像できないほどにスレンダーだが、出るところはしっかり出ており、モデルだと言われても信じてしまいそうなほどだ。
それにどこにそれを隠していたのだと思うほどの長く艶やかな黒髪。

そんなことを考えていると股間に熱がいきそうだ。
一旦目をそらした。

しばらく無言の時間が続いたが、彼女が....口を開いた。

「な...なんでお前がこんな時間に..........??」


「それはこっちの台詞だよ。えーと......刃山....さん?」


そういうと彼女は顔を真っ青にして、私に頭を下げてきた。


「頼む....!おれ.....わ、私にできることならなんでもするから.......だから!!この事は.....秘密にして!!」

普段の態度からは想像できないほどに
しおらしい。というか....可愛い?


「もちろん。誰にも話すつもりはないよ。」


話せば自分の身も危うくなる。


「その...一緒に入ってもいいかな?私.....いや、【僕】も。」


その言葉に彼女が反応する。


「.......僕?」


「うん.......僕は....実は........




男、なんだ。」


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