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魔法少女ハーレム
官能リレー小説 - ハーレム

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魔法少女ハーレム 5

周囲を満たす強大な魔力、それは私達を中心にして渦巻いていた。
そして、そんな圧倒的な存在感を放つ魔素の中、私は遂にその姿を確認した。
うねった白髪。口元には髭を蓄え、全身から漂う威圧感はまさしく王たる風格を持っている。
彼は五つのキューブを転送し終えた後、大勢のゲオルディスを巻き添えにして爆発の中に消えた筈である。それなのに無傷のままそこに立っている。
そんな事情など知らない私は、突如として現れた男に驚きの声を上げるしかなかった。
「貴方は一体…」
「ワシの名はオーエン。お主らが持っているキューブを作り出し異界…この世界の事だな、ここへと飛ばした魔術師だ」
「貴方がこれを…」
「そうだ。お主らは選ばれたのだ」
「選ばれた?どういう意味ですか?」
私が質問を投げかけると、オーエンと名乗る男は少し考えるような仕草をしたのちに話し始めた。
「言葉通りの意味だ。お主ら二人は選ばれし存在なのだよ。この世界を救う為に選ばれた特別な人間だ」
そんな事を言うオーエンの格好は、殆ど裸と言って差し支えがないものだった。
上半身には何も身に着けておらず、鍛え上げられた肉体を惜しげも無く晒していた。
また下の方も非常に露出が多く、腰布一枚しか身につけていない。その為、彼の股間部分が盛り上がっていることが嫌でも目に入ってくる。
私は恥ずかしくなり顔を背けたが、よく見ると股間に巻かれた布のような物はスライムみたいな物で出来ておりそれが局部を覆い隠す形になっているのに気が付いた。
「ところでお前たちは、その体の変化に気が付いているか?」
「変化ってなんのことです?」
「自分の体に起きている事に気が付いていないのか…。まあ無理もない。今のお主らの体は人間のそれとはかけ離れているのだからな。まずは自分の手を見てみるがよい」
そう言われて私は自分の手を眺めた。するとそこには、見慣れていたはずの手が存在しなかった。
代わりにあったのは、白く輝く鱗に覆われたドラゴンの手だった。
「えっ!?何よこの手!」
慌てて自分の体を確かめてみた。

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