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白鷺邸のメイド達
官能リレー小説 - ハーレム

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白鷺邸のメイド達 1

白鷺カンパニー、世界の半分を占める大企業である。その当主が住んでいるのが『白鷺邸』になる。
『白鷺邸』には約100人のメイドが居るが、全員が『白鷺』の名字だ。何故かと言うと、『白鷺邸』では、男児の子供が産まれるまで、メイド達を種付けしている。そして、男児の子供が産まれたら、種付けを辞めてメイド達の出産を待つ。その間に産まれた女児の子供は全て、男児のメイドとして、男児の子供が産まれるまで種付けをされる
こうして白鷺家は血を保ちつつ、スキャンダルなどからの危険から守られていたのだが。
ある日、白鷺家の命運にかかわる大事件が起きた。
事故に遭遇した当時の当主が、何を血迷ったか自分を看護してくれた看護師と恋仲となり、駆け落ちしてしまったのだ。
この事実に白鷺家は大きく揺れた。
何しろ白鷺家は当主となる男子を中心に成り立っている。
その大黒柱がなくなったのだから、騒ぎにならないほうがおかしい。
ましてメイドたちは当主の手足。道具である。
頭や心臓を失って、どうして手足が存在することができようか。
大きな屋敷に残されたメイドたちはその存在意義にかけ、大々的な大捜索を行った。
逃げる当主と追うメイド。世界をまたに駆けた追いかけっこは、30年をかけてようやく決着を見せた。
ある1人のメイドが当主の血筋を探し当てたのだ。
当主の逃げた先は寂れた教会。
そこで駆け落ちした看護師との間に1人の子供をもうけ、孤児たちとともに暮らしているというものだった。
白鷺家当主の帰還を願い、家の維持に努めていたメイドたちはただちに娘たちをその教会へと派遣した。
自分たちの主人を奪ったにっくき看護師の手から当主と、大事な一粒種を取り返すために。
そこにとんでもない悲劇が待っていることなど思いもせずに。

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