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MC勇者
官能リレー小説 - ハーレム

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MC勇者 16


しかしいくらオレが言っても柚がそれを聞き入れない。
ヴィルも嫌々ながらも、オレの洗脳のために見捨てることができないでいる。
むぅ。まさか自分の洗脳がここまですごいものだったとは。
どれだけ言っても聞いてくれないので、やむなく俺の視界に入らないところで勝手にしろ、ということで落ち着いた。

「やれやれ、とんだ時間を食っちまったな。
 それじゃさっそくここのお偉いさんたちにお会いしますか」

つーことでやってきました王の息子の野営キャンプ地。周りの兵士達がゾロゾロいることいること。
「うわっ、うぜぇ」
夜も遅いというのに軽く見てもテントの廻りに十五人はいる。めんどくせぇなぁ、美人もいねぇし。戦場じゃねぇんだから夜ぐらい兵士に休ませてろよ。まぁ、それだけ士気が高いんだろう。士気=俺の不人気だから、かなりむかつく。
「そこ何をしている。配置に戻らんか!」
「あぁん?」
操ってる兵士の上司なんだろう。中年の兵士が近づいてくる。めんどくさい。
「お前、相手してろ」
「わかりました」
催眠状態なので返答はあやふやなんだが、まぁ夜だし、寝ぼけ眼ってことで許されるだろう。とりあえず、次は親衛隊のテントへと向うか。
「美人・・・・美人・・・・いねぇなぁ・・・・」
まぁ進軍に女を連れてくるのは滅多にいないか。
「って、いた!」
 結構前に王国に採用されていた黒薔薇の軍服を羽織った美人が、周りのテントとより豪奢なテントの前で、他の兵士達に命令を与えているのが見えた。
 ちなみに黒薔薇の軍服は兵士達の裏方、つまり暗殺や破壊工作をする部隊が切る奴で、まぁ簡単に言えば、東方の忍者と同じようなもん。
 しかし、黒薔薇部隊は、二十年前に撤廃されていたのに・・・・ああ、そういや黒薔薇部隊の創設者が王国に隠れて続けていたのか。
「こういう展開もありといえばありだな」
 とりあえず美人に近づく。
「誰だ、貴様!」
いきなり罵倒のような質問。少しビビる。短い黒髪に凛々しい顔立ち、引き締まった体つきは軍服の上からもわかるが、それよりも突き出すような巨乳の方が強調されてます。
思わず手を揉みたくなるのを堪えて、黒い手袋をした手を突き出す。
「どうも、越後屋です」

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