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MC勇者
官能リレー小説 - ハーレム

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MC勇者 13

敵のやる気を必要以上に削がないようにようく言い聞かせて。
5人の傭兵には『5傭星』の名前を与えて傭兵団を結成させた。
彼女らには南の盗賊国の様子を探らせることにした。
今のところ動く気配はないが、あの連中がこのビックチャンスを逃すはずがないからな。
7人の忍者たちは『7妖衆』と名づけて東の和国の担当とする。
あいつらは北の魔族とオレらをぶつけて、疲弊したところを狙ってやがったからな。
そして残ったヴィルにはというと。

「なっ・・・!?き、貴様、本気で私にそんなことをしろというのか・・・!?」
「あぁ。おまえが引き摺り下ろそうとしていた魔王をここにつれて来い。
 そいつと話がしたい」

オレの言葉に、ヴィルたけでなくオレの腕の中で喘いでいた王妃までもがオレの正気を疑った。
そうだろうなぁ、普通、国の戦力のほとんどをつぎ込んでようやく押さえられる魔王と会おうだなんて、普通は考えないわなぁ。
しかしオレはヴィルや王妃たちからの情報で、ある確信を持っていた。
たぶん魔王はオレの呼びかけに応じると。
これがうまく行けば、この国にちょっかいを出そうとする勢力すべてを一時的に黙らせることができる。
ちょっとヤバい橋ではあるが、オレにはヴィルを洗脳した実績と力(洗脳術)がある。

「ほら、いつまでボーッとほうけてやがる!仮にもオレの奴隷なら、さっさとオレの命令を実行しに行かねえかっ!?」
「くっ・・・!か、かしこまりました・・・!」

心こそそのままだが、ヴィルの身体はオレの命令には逆らえない。
すごく嫌そうな顔をしながら、魔王を呼びにその場を後にした。
そして手持ち無沙汰になったオレは、再び王妃をおもちゃに遊び始める。
しかし恐怖に貫かれた王妃はそれどころではないといった表情でオレに問いかけた。

「ほ、本当にそんなことをして大丈夫なのですか?
 下手をすればあなたの命が・・・!」
「心配するな。淫乱王妃様はオレの腕の中でアンアン喘いでいればいいんだよ」

オレはそう言うと王妃の唇を奪い、すっかりオレ色に染められたその身体を堪能した。
 


高貴な人間は死ぬことすら許されない。
それは死んだことを回りに知らせれば影響を与えてしまうからだ。
 そういう意味からすれば、王子の死は別段、さっそく殺しても影武者を立てればいいだけのことだったが、俺は少し工夫した。
「工夫というか、嫌がらせや悪知恵のように見えますが・・・・」
「ヴィル。誉めても何もやらんぞ。いや、精液ならたらふくやるが」
「いりませんし、誉めてません」
「お二人方、静かに」
暗い森の中に潜みながら、俺はヴィルの漫才を浅葱の部下である柚が慎重に口止めする。

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