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神に愛されし異端者
官能リレー小説 - ハーレム

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神に愛されし異端者 5

「たっぷり射精したのに、まだ私の子種を吸い出そうとしていますよ。セシリア?」
セシリアに呼びかけ意識を回復させる。
腰をゆっくり持ち上げると、硬度の弱った長い肉塊がジュブと滑り落ちた。
それと共に粘度の高い白濁が、名残惜しそうに蜜穴からぶら下がる。
「う、うーん……ご、ごめんなさいっ……。気持ち良過ぎて、私……」
意識が戻ったセシリアは勝手に果てた事を謝罪する。
「いいんですよ。セシリアさんあなたが喜んでくれたなら、私も孕ませ甲斐がありましたよ。」
セシリアを残しベッドから下りると、リオは下半身の掃除をし法衣を着はじめた。
「あ…すみません、今お手伝いを致します。…あっ!」
リオの世話をしようと、身体を動かしたセシリアだったが、股から溢れる白濁により動けなくなってしまった。
「そのまま休んでいて構いませんよ」
リオはセシリアを制止するとタオルを渡す。
「少し夜風に当たってきます」
そう言い残すとリオは部屋を出て行った。
セシリアが着替えをし易くするためと、彼女に仕事である行為の後始末の邪魔をしないために。
眩しいまでの月明かりが、リオの姿を影として石板の床に複写していた。
その月光を仰ぎながら、リオは固く目を閉じる。
セシリアは確かにいい女だった・・
今し方の営みを思い出すだけでも、頭を擡げてきそうだった。
それでも、相手をする為の命を受けやって来たのだから、奉仕してもらうのは男としては当たり前のこだとリオは自分を言い聞かせた。

『欲望を認めろ・・ハーレムを作り上げ産めよ。増やせよ。地に満ちよ。』

神からの啓示が甦り、リオは法衣の重ねより手を忍ばせ、自身を握り絞める。
名残りからか、今だ幾分かに芯を通らせたそれは、指腹を弾き返してきた。

「フッ・・」
リオはそんな自身を苦く笑い、唇を噛み締める。

惨めだった・・・
欲望のみに邁進してしまった自分の性が惨めだった・・・

リオは法衣を床に落とすと、月に許しを乞うように、ペ○スを扱き上げた。

翌朝リオはセシリアの案内の下、教会を訪れた。
今日から自分が預かる教会を目にしたリオは、覚悟を決めてはいたがその現実に落胆した。
この地方では王宮に次いで立派な建物と云われていたが、帝都の物と比べてしまうと多少肥えた商人の自宅程度の物であった。
大きく深呼吸をし気持ちを切り替えると、事務室へと挨拶に向かう。
セシリア曰く、教会関係者はリオの為に既に集まり待っていてくれているとのことだった。
事務室の扉をノックし扉を開く。
「失礼します」
声を掛けリオは室内に入った。
簡素な事務室の中には6人の女性と2人の男性が居た。
「司教として派遣された、枢機卿リオ・ゾラックです」
「ようこそお越しくださいました」
最年長の女性が頭を下げお辞儀をする、それに合わせ残りの者もお辞儀をした。
「私はシスターエルマ。今までこの教会の責任者を務めたおりました」
初老のシスターの挨拶に始まり、順々に残りの者達が自己紹介をしていく。
「シスタークラウディアです。教会の経理を担当しております」
30半ばと思われる女性でお堅い雰囲気が漂っていた。
「私はシスターレオナです。主に事務仕事全般をさせて貰っています」
クラウディアより少し若く真面目な印象を受けた。
「シスターウルスラ。雑務と新人たちの面倒を見ている以上だ」
更に歳が下がり20代前半だろうか、随分ぶっきら棒な娘だ。
「見習いシスターのクロエです」「同じく見習いのシスターロティスです」
16、7才位の若い娘達がまとめて挨拶を済ませる。
「ワシは庭師のゲオルク。そしてこいつは弟子のアランじゃ」
爺さんと軽そうな青年が最後に自己紹介した。
「皆さん、よろしく。シスターエルマ、さっそくですが当教会の現在の状況について色々とお聞きしてよろしいですか?」
「もちろんですわ。…と言っても取り立てて大した事はございませんがね…」

…教会には礼拝堂に併設する形で神官達が日常暮らす居住区や簡単な事務室、それに皆で団欒できる休憩室のような部屋もあった。

エルマ、クラウディア、レオナと共に事務室にやって来て説明を受けていたリオであったが、実際は殆ど右の耳から左の耳であり、頭の中では全く関係の無い事を考えていた。
(ハーレム作りの第一歩として、まずはこの教会のシスター達を物にするとしよう…さて、まずは誰から落とそうかな…シスターエルマはちょっと守備範囲外だ。シスタークラウディアはガードが固そうなイメージがあるな。シスターレオナは真面目そうだから性行為に対しては消極的そうだ。見習いシスターのクロエとロティスあたりは割と簡単に落とせそうだ…)
皆、多かれ少なかれ“帝都から来た元枢機卿”のリオに対して尊敬の眼差しを向けていた。
特にクロエとロティスのそれからは“憧れ”というか“恋慕”すら感じられる。

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