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無人島のビッチ達
官能リレー小説 - ハーレム

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無人島のビッチ達 38


「桃ー、今日の飯はなんだ?」
「ふふん!今日は無花果のソースのかかった野草サラダと魚の香草焼きですぅ!」

石の机の上には香ばしく焼かれた魚とサラダが人数分置かれていた。桃のお陰で食事のレパートリーには困らなそうだ。
まぁそれでも支度に時間が掛かるのは仕方ないことだ。何せ調理器具は石のナイフと鍋代わりの一斗缶だけだからな。

「「「「「「いただきまーす!!」」」」」」

それでもこれだけの味を引き出すのだから正直凄い。初日の貝の味がぼやけてしまう。
俺達はペロリと平らげてしまうと精錬の疲れからかさっさと眠った。



次の日の朝、俺は一番に起きてドキドキしながら炉を崩して中を確かめた。

「お……おぉ………!」

すると底にはたくさんの青銅の塊があった。試しに一個拾ってみると純度は高く鈍く光っていた。
成功である。早速皆を呼んで塊を見せてみた。

「まぁ!成功したのですか!?」

女子達は驚きと喜びが混じった声を上げてくれた。

「よし!じゃあ皆炉から青銅を取り出してくれ。俺は炉とるつぼを作る」

ここまできたら後一息だ。粘土でるつぼと蓋を作り乾燥させて火にくべる。るつぼの中が白く輝いたら青銅を投入、蓋をして一気に火力を上げていく。しばらくしてから開けると青銅がドロドロに溶けている。これを竹のペンチで挟んで赤土で作った鋳型に流しこめば………

「「「「「「「出来たー!!」」」」」」」

遂に……遂に完成だ。まだ研いで形を整える必要はあるが、それでもようやく俺達は金属を手に入れた。
最初に作ったのは小型のナイフだ。これで動物の解体も楽になる。次に斧、鉈を製作する。斧は木、鉈は草や蔓を切るのに最適だ。
そして最後は桃待望の調理器具一式だ。といっても包丁と鍋と鉄板ならぬ青銅板だが。それでも彼女はとても喜んでいた。

「よーし、今日はねぎらいもかねてBBQをするぞー!」

その言葉に皆が喜びに沸き立つ。
俺は早速メインの肉の調達に取り掛かる。既に何ヵ所かに罠を設置しているので見に行ってみる。

「おぉ、かかってるかかってる」

するとその内の一つに丸々と肥えた猪が引っ掛かっていた。罠を外そうと暴れた形跡があるがその程度では俺の作った罠はびくともしない。
俺はその辺にあった棒きれを拾うと先に青銅ナイフをくくりつけて槍にする。こいつで急所を突いて仕留める。

「うわっとと…!」

だが猪もやられまいと抵抗してくる。誰か呼んできた方がよかったかな。

「ねぇ恭也ー、何か捕まえ……て猪じゃん!?」
「おぉ、美咲!丁度良かった!少しでいいから猪の気を引いてくれ!」
「了解ー!」

すると美咲は何故か猪の前で踊り始めた。効果あるのかあれ……

「あそーれそれそれそれそれ!」

しかし猪は彼女の方に注意を向けた。今がチャンスだ!
間合いを一気に詰めて俺は心臓目掛けて突いた。

ピィギィィイイイ!!

猪は甲高い断末魔を叫び倒れる。手応えはあったが念のためにもう一回突いておく。

「……よし、やったぞ!」

ようやくメイン食材をゲットできた。小屋からそう遠くないし早速持って帰るとするか。
猪の両足を太めの木の棒に固定して美咲と一緒に担いで持っていく。結構重いが彼女と俺なら大丈夫だろう。

「なんか原始人になった気分だな」
「あー、私もそう思った」

小屋に着いた俺は猪を吊し上げて解体を始める。腹部を開いて内臓を取り出し、皮を剥いでいく。

「おぉ!スゲー切れ味だ!」

やはり青銅ナイフはよく切れる。石のナイフとは大違いだ。
たまに脂肪で切れ味が落ちるがその程度は問題なかった。軽く砥石で研げばいい。
ふと視線を美咲に向けると彼女は真剣にこっちを見ていた。

「どうしたんだ?そんな顔して」
「いや、凄いなーと思って」
「そうかな?まぁ、爺ちゃんと比べたらまだまだかな」
「えぇ!?恭也の爺ちゃんの金玉ってそれより大きいの!?」
「何処見て話してるんだよ!?」

いや確かに猪の股には掌サイズのでかい玉袋が二つあるけど!てっきり解体の話かと思ったわ。

「うわー、こんなにでかかったらどれだけザーメン出すんだろう。一発で孕みそう」

流石はビッチ思考。玉を見る目が違うね。

「そういえば他の皆は?」
「あ、そうそう。お肉だけじゃ飽きるからって付け合わせの野菜を取りに行ったよ。伝えるのすっかり忘れてた」
「そうか……と、噂をすれば帰ってきたみたいだぞ」

浜の向こうから桃を筆頭に五人が色々な野草や野菜を抱えて帰ってきた。皆凄く笑顔だった。
「どうしたんだ?そんなに嬉しそうに」
「えへへ、これを見て!」

そう言って詩織が見せてきたのは立派な松茸だった。しかもそれは抱えきれない程大量に持っていた。

「おいおい、何処で見つけてきたんだそれ!?」
「えっとねー、恭也から教えてもらった野草を探していたら松がいっぱい生えてる所を見つけてそこに自生してたの」

成る程、だから全員スマイルだったのか。他にも薬味に使えそうな野草やデザートの果物も採ってきてくれていた。
これなら豪勢なバーベキューになりそうだ。

「よし、張り切って頑張るか」

解体の続きをしようと振り返ると美咲が猪の所で何かしていた。

「美咲、何やってるんだ?」
「見て見て!一発芸、ビッグマグナム!」

それは反り返ってペニスに似た松茸を猪の金玉に乗せた下ネタだった。

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