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淫蕩皇帝ユウマ伝
官能リレー小説 - ハーレム

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淫蕩皇帝ユウマ伝 8

「その前にご飯よ。お腹減ってたら、解る事も解らないでしょう」

「うん、ママありがとう。」

食事をしてから話を聞こうとしてくれるエルマの優しさにユウマは嬉しくなって、エルマをママと呼ぶ。
元の世界では親兄弟や先生やクラスメイトから優しくされたことがない彼にはエルマの優しさは凄く嬉しかったのである。
そして、エルマは青い箱(冷蔵庫みたいな物)からパンとスープを取り出して、黒い箱(電子レンジみたいな物)で温めてくれて、ユウマとエルマは朝食を済ませた。


「それでユウマくんは何で、あんな危険なところにいたの?」

「気がついたら洞窟みたいなところにいて、でかい扉を開けたら外に居た変な男達に囲まれてしまったんだ」

食事を終えるとエルマは何で『貪欲の地下遺跡』にいたのかユウマに訊ねると。
ユウマは自分からこの世界に来た時の事を話し始めた。

「変な男達…?」

「なんだか山賊のように見えたけど、そこまで強そうには見えなかったよ」

強そうに見えなかったというのは誇張だった。
確かに彼等の武器や防具は粗末なものだったが、ユウマは男達に囲まれた時は怯えてしまっていた。

「恐らくはトーレ軍団ね、あいつらは殺しよりも、遺跡荒らし専門の賊だから、たいしたことないわよ」

遺跡荒らしでも賊の時点で有害なのでは…とは思ったが、凄い力を持つエルマからしたら扱いやすい相手なのだろう。

「そっそれと・・・ぼく、自分の部屋でおっオナニーを…してたんだ・・・」

「やっぱり異世界転移されたのね。あれは失われた秘術なのよ。」

そして、この世界に来る前に元の世界で自室でオナニーをしていた事を少々どもりながらユウマは顔を赤くしてエルマに説明する。
異世界に来た時の話、この世界に来る前にやっていたことをユウマは話すと。
ユウマを召喚した術は今では忘れ去られた幻の秘術『異世界転移の召喚術』であるとエルマは察する。

遺跡のオークかトーレ軍団のどちらかが何らかの事をやったのだろうか?
特に知識に乏しい山賊の男達なら偶発的に何らかの召喚装置を起動させた可能性もある。
それを探るためにも今その二つの陣営には死なれたら困る…。

「偶然にあいつらがやらかしたのはあるけど。誰かが意図的にやった点も否定できないわね。調べる必要があるわね」

しかし、あの低能な連中たちを操っている可能性もあるとエルマは考えていた。
実は半月程前から「貪欲の地下遺跡」付近から内部で妖しい連中の影をエルマは察知していたが、自分の邪魔をしてこなかったのでエルマはあえて連中を見逃していたけど。
大魔王レベルの魔力を秘めているユウマの存在を考えると貪欲の地下遺跡を調べる事を決意する。

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