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ハーレムなんかクソくらえ
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレムなんかクソくらえ 35

乳房を揉んだあと、北河遥はシャワーのお湯をかけられているあいだは、愛撫されないと油断している感じがした。
俺は北河遥の上半身の泡を背後から流し終えたところで、シャワーヘッドをあえてボディソープを塗りつけなかった股間に押し当てた。
「ひゃん、あっ、いきなり、あぁ、あぅっっ!」
シャワーの水流と水圧が股間とクリトリスを刺激して、北河遥を身悶えさせる。
絶頂するほどでもない快感なのと、水圧の刺激に北河遥が慣れてしまう前に、シャワーヘッドをずらして、内腿や爪先の小指まで流した。
「俺も頭を洗ったり、体を洗うから、泡がかからないように、お湯の中へ入ってて」
北河遥はうなづいて、ざぶんと浴槽のお湯をあふれさせながら体育座りみたいな感じで湯につかる。
「湯かげんはどうかな?」
俺は目を閉じて髪をわさわさと洗いながら、北河遥に聞いてみる。
「熱かったら、水を足したりして調整してくれ」
俺が自分で体を洗っているあいだ、北河遥はお湯につかって、こちらを見つめていた。
「勃起してるのが、そんなに気になる?」
北河遥が、ぱっと視線をそらす。
女社長の山崎さんや未亡人の後藤さんなら、きっとこの状況なら、湯から上がってきて弄ってきたり、しゃぶってきたりするところだ。
「遥のあえぎ声を聞いて、俺もこんなに興奮しちゃってるんだよ」
俺が体を洗い終わると、北河遥が湯から上がった。
今度は俺が肩まで脚をのばして湯につかる。
「ふぅ、いい湯だ」
「お風呂大好きなんですね」
北河遥が俺のひとりごとを聞いて、くすくすと笑いながら髪を洗い始めた。
髪を洗っている北河遥の全裸の姿をながめていると無駄なたるみのない、牝ライオンや豹のような美しい体つきだと思う。
髪を洗い終わった北河遥は「先に上がりますね」と浴室から出ていってしまった。
俺は湯につかってリラックスしたせいか、体を洗っているときには痛いほど張りきって勃起していたものが、少しだけ落ちついていた。
のんびり一人で湯につかり、軽くのぼせてきた感じもしたので俺も湯から上がって、バスロープ一枚で部屋に戻った。
北河遥がソファーに座っていて、テーブルの上には氷の入っているバケツにシャンパンの瓶が斜めにさされて置かれていた。
北河遥は栓ではなくシャンパンの瓶をゆっくりと回す感じで、栓がいきなり飛び出さないように器用に抜くと、グラスにシャンパンを注いで、俺に手渡した。
「乾杯っ」
澄みきった透明なガラスが軽くふれあうと小さな美しい音を立てた。
俺は過去に一度、酒で体を壊したことがあって、摂取したアルコールの消化がとても時間がかかる。
だから俺は北河遥が用意しておいてくれたシャンパンを、風呂上がりのほてった体で一杯だけ飲んだ。
シャンパンは喉を潤すだけではなく、すばやく体にしみこんでいく気がした。
俺がついでやると、北河遥は窓の外の夜景を目を細めて見つめながら、グラスの中で小さな気泡が上っていくシャンパンを、くいっと飲み干した。
静かに酒を嗜んでいる北河遥より先に、俺はダブルベットの真ん中に仰向けで大の字になって寝そべった。
北河遥はベットに上がって来る前に、バスロープを床にはらりと落とした。
全裸の北河遥は、俺の上に甘えるようにかぶさってきて、チュッと浅く唇を重ねた。唇から頬へ。頬から首筋へキスの雨を降らせてきた。
さらに俺のバスロープの胸元を開くと、俺の乳首を唇でついばんだり、舌先でちろちろと刺激した。
俺の勃起したものが、バスロープの布地を押し上げているのに北河遥は気づくと、バスロープをめくって丸出しにした。
乳首から脇腹のあたりに舌先と唇の愛撫をすべらせながら、北河遥の指先と手が俺の股間をやんわりと撫でまわした。
俺は愛撫されながら、北河遥のしなやかな体の線や柔肌を指先でたしかめるように撫でまわした。

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