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ハーレムファンタジー
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレムファンタジー 3

そんなに悲しく悔しい思いをさせてたんだな。胸が痛くなる。
普段とのギャップが大きすぎて、自己嫌悪にさせていたなんて。
だけど、俺にも言い分はある……はずだ。
「でもよ、みんな3か月に一晩くらいずつしかHしてくれないだろ?毎月でやっと1晩だ。
それもHの時は1対1だから、それだけ溜っちゃうんだよ……」
3人にジト目で睨まれて、俺の声も弱くなる。
「いくらアルスが勇者だから滅茶苦茶な絶倫なのは仕方ないと言っても、私達だって限度があるんだから」
「歴代の勇者様方は、侍らせた女の人達を全員優しく大切にして、幸せにしてらしたのに」
「本当に、ごめん。そこまで恥ずかしく悲しい思いをさせていたなんて……」
「それに……聖職者なのにあれだけよがってしまうだけでもあれですのに、あれだけ出していただいてもアルス様の子供ができない私自身、聖職者失格なんじゃないかと悩んでいますのよ?」
あれ?
「なあ、リリス……勇者の従者として旅する間はお前たちは避妊魔法使ってるって聞いたけど……ちがうのか?」
「私は止めたんだけどね」
俺の質問に、アリシアは肩をすくめた。
リリスも、大きなため息をついた。
「勇者の血筋を早めに残すのも使命だからって、あの娘だけ避妊を拒否してるのよ。子供出来ないのは、あの娘の体の周期とHの日が合ってないからだと思うけど」
女同士、俺には話さなくても互いの生理の時期などについてはある程度知っているのだろう。
それにしても……皆、恥ずかしさや自己嫌悪、使命感……これだけ悩ませていたのか。
「普通にHして愛してくれるのなら、もう少し……ねえ。私達女って、抱かれるからには幸せな気持ちになりたいのよ」
リリス達の言葉を聞いているうちに、申し訳なさでいっぱいになる。
Hの時の彼女達は思いっきり快感に身を任せてるけど、それがために恥辱を感じさせていて……
「私達だって気持ちいいほうがいいのは認めますし、神は私達僧侶が性的な事をする事を禁じてはおられません。アルス様がレイプするような酷い方ではないのはわかってますけれど……普段とあの時の自分自身の違いを考えると、あまりにも下卑で情けない女になったみたいで、とっても苦しいの」
「そうね。小さい頃からだらしないとは思ってたけど、まさかこんな精力魔人になっちゃうなんてねえ。
ふう、これじゃ、さっさと地元で誰かの嫁に入った方がましだった」
リリスの奴、物凄い言いようだな……どこか鼻で笑うような調子だし。
でも俺達の故郷でもリリスはモテてた。頭だけでなく見た目もいいから、嫁に来てほしいと引く手は多かった。





(おいおい……マジかよ。そんな絶倫なのか……?)
逃げたはずのライラだ。
自分の小屋を逃げ出す羽目になったので、逃げたふりをして様子をうかがっていたのだ。
さっきのディープキスでできあがりつつあった身体に、今の話を聞いたことで疼きを感じていた。
(これなら……あたしでも思いっきり愛してもらえるかもな)
絶倫男のアルスに、欲望のままに愛情込めて抱かれまくる自分を想像し、子宮がますます疼く。
(やべ、キュンときちまったじゃねえか)
彼女は、人に言った事は無かったがMっ気が強いのだ。
(しかし、どうやってアルスとそういう関係に……)
ライラは、彼に近づく隙と小屋に戻れる状況とを求めて息をひそめている。
彼女の事に気付かないまま、小屋の中の会話は続いていた。




「とりあえず、オメーはあたしらから逃げんな。その代わり……」
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「みんなの悩みは分かったよ。これからは中に出す回数を減らすし、変な事はできるだけやらないようにするからもうちょっとだけ抱かせてくれよ!」
「本当ですか?」
「盛ってる最中のアルスに自制できるだけの理性が残っているのか?」
「出来ない約束はしない方がいいよ……まあ…でもこうも頻繁に他所で手を出されると、私達も少し考え方を見直さないと」

おっ!?
リリスさん!
さすが幼馴染!分かってくれるか!

「それは…そうだが…」
「まあ…聖職者として他の女性を危険に晒すのは心苦しいのは確かです。この身で抑えられるなら…」

アリシアとマリアも分かってくれたのか!

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