恋愛禁止の学校でエッチを求められる俺! 3
個室の外で足音がした。
「女子トイレから男女の声が聞こえたって報告があったけど…」
緋津瞳さんも俺も動きを止める。
風紀委員の声だ。
誰かが風紀委員会報告したのか。
「ヤバい男子が女子トイレ。それだけでバレたら校則違反だよ…!」
「この声…、どうしてこんな時にあの子が来るのよ…」
緋津瞳さんが小声で囁く。
「誰も居ないわよね……ん?扉が…誰かいるの?」
くっ!気づかれたか。
動揺しながら緋津瞳さんの方を見る。
「ここは任せて」
小声で答えると緋津瞳さんは外の風紀委員に応対する。
「入ってます…」
「ねえ、ここから男子の声が聞こえたって報告があったんだけど、あなた何か知らない?」
「さぁ…男子なんて着てませんけど…」
「そうなの…?聞き間違いなのかしら…?まあいいは居ないなら問題無しってことね。ありがとう」
あっさり納得した風紀委員はそのままトイレから出て行ってしまった。
「行ったみたいね」
「そのようだね…」
「深く追求して来なくて助かったわ」
「あの風紀委員って知り合いの?」
何か知り合いっぽかったので一応聞いてみる。
「うん、一年の時同じクラスだった、一条さん、一条、楓さん…やっぱり、今年も風紀委員なんだね。一年ときから『ザ・風紀委員』って感じで、いつでも、どこでも、いろいろ取り締まってた」
「そうか、だから、見回りとかしてて、ここ通ったのかな」
「さてと、邪魔者は居なくなった事だしこのまま既成事実行ってみる?」
「まだ諦めてなかったのか」
「ここまで本音を晒したら引っ込みなんてつかないわ。でもどうしても嫌だと言うなら…仕方ないわ。路上で適当な男に声を掛けて犯されて来るわ。たぶん私一生あなたの事恨むと思うわね」
めっちゃ脅して来た!
いや俺だって緋津瞳さんとエッチには興味がない訳無く。
寧ろヤらしてくれると言うなら喜んでヤりたりと思っている。
普段は生真面目で異性を近づけ型い雰囲気を出しているがよく見ると可愛い顔をしてるし、制服の下に隠してる体だって結構出るとこ出てるみたいだ。
「う、うん、でも、俺どうしたらいいのか、よくわからない」
「私も、よく分かってる訳じゃないよ。でも、マンガとかで読んでるから多分大丈夫…」
緋津瞳さんはそう言いながらスカートのベルトを金属音がなるべく出ないように注意深く外し、スカートを下ろし、次いでパンティも下ろしたようだった。ようだった、というのは、この位置からでは下まで見えないから。