PiPi's World 投稿小説

ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 53
 55
の最後へ

ハーレム国家-建設編- 55

「アリッサ殿の身体の事は私達もラング様も承知しております…それでもと言うお言葉です」
有無を言わせないシーラの言葉…少し考えたアリッサだったが、先程の傷の件が脳裏にあった。
元々主君としては敬愛していた…傷つく事も名誉とすら考えていた。
先程の出来事を考えれば、痛みを我慢する価値があると思えた。
「解った…夜伽に加わろう…」
「解って頂けて光栄ですわ…ならお風呂からご同行お願いします…」
アリッサの言葉にシーラは笑顔で返した。

「ふふふっ、シーラお前には敵わないよ。」
アリッサは苦笑しながらシーラ達と大浴場へ向かい脱衣所に入った。
一方ラングはミッシェル・リルナと一足先に大浴場へ入っていった。
ドボーン。
ラングは風呂場に入るなり飛び込みを始めた。
「ぷっはぁ〜、やっぱり風呂は最高だな。体が一気に生き返るぜ。」
「子供みたいですよラング様、シーラ姉さまに怒られますわ。」
リルナはラングの飛び込みに少し驚いた。
「リルナの言う通りですよ。風呂に入る時はまず身体を洗わないと駄目って何時もいってるじゃないですか。」

ミッシェルは石鹸の付いたスポンジを持ちながらラングに体を洗うように手を振った。
「良いじゃん、風呂を堪能してから洗う方が良いよ。お前等も来なよ風邪を引くぜ。」
ラングはけらけらと笑いながら答えた。
「姉さん行きましょう、まだ春でも寒いしね。」
「・・・・そうね。」
そのまま二人は風呂に浸かる事にした。
「ふあ〜やっぱり大きなお風呂は良いわね姉さん。」
風呂に入るなり、リフレッシュするリルナ。
「そうねこういのも、たまには良いわね。」

「あれ、ラング様どうしました。」
ミッシェルはさっきから黙って窓をみているラングに気付いた。
「いや、ちょっとヴァイス・バルトにいるバーンを思い出したんだ。あいつしっかりしてるけど結構寂しがり屋だから心配でな。」
バーンの事を思い出し少し心配になるラング。
「大丈夫ですよ。バーン様はしっかりとヴァイス・バルトを治めていますよ、ラング様の弟なんですから。」
「そうです。サラ姉さんやアリシアやエスカリィーナ義母様やエレノア義母様がちゃんとバーン様をお守りしてますから大丈夫ですよ。戴冠式にはお会いできますよ。」
バーンの事を気になり寂しくなったとしたラングを二人は懸命に励ました。
「そうだよなエスカリィーナ達が居るし俺の弟だし大丈夫だよな。特にエレノアやサラが過保護だしな。しかも、エレノアはバーンを凄く溺愛してたからな。」

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す