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アンドロイド育成計画
官能リレー小説 - ハーレム

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アンドロイド育成計画 32

遠藤遥が上司の拓巳を昼食に誘いそびれてため息をついている頃、宮部真理は拓巳と社外のファミレスで待ち合わせしていた。
電話ごしに聞いた拓巳の声だけで宮部真理は胸が高鳴った。
(あっ、ゲームで聞いた声と同じだ!)
拓巳のほうは、なんで「たっくん」が自分だと判明したのか、なぜ宮部真理が「ローレライ」をプレイヤーキャラクターとして使用していたのか気になってしかたがない。
できれば、プロデューサー本人がゲームにはまっていることを言いふらされたくない。
拓巳は別の意味で胸が高鳴っていた。
「別に他の人には内緒でもかまわないですけど、プログラムに残るデータを解析したら誰のアカウントかはわかるんじゃないですか?」
「そう、そこだ。君はどうしてアカウントまで解析できた?」
「わたし、キャラクターデサインとCGも多少は任されてますから」
crazy neverlandには、初めは男の娘ふたなりのハーフリング族は設定になかった。
それを拓巳が強引に急ぎでまたプレイヤー数かさほど多くないからと五日間のメンテナンス期間で付け加えた。
そのとはっちりをもろに受け、宮部真理はハーフリング族のデサインとCGを女性キャラクターのプログラムを元にして作り出した。
普通に男性プレイヤーが女性キャラクターを使えば過敏になりすぎてとても遊べない。
男性プレイヤーがハーフリング族でキャラクター設定した時に限り、ゲームプログラムがアカウントを認識するときに女性キャラクター設定に自動で書き換えることで問題を解決した。
(俺よりあのゲームのことを詳しいかもしれない)
チートゲーマー対策でモブモンスターを一時的なプレイヤーキャラクターとして監視員たちが使っていると拓巳は聞いて、思いついたアイデアを真理に話した。
「嫌です」
協力プレイで、触手モンスターとなってプレイする提案は即却下された。
ハーフリング族と他の女性キャラクター種族の連携プレイだけで、もう連携プレイは作りたくないと思うぐらい真理にはきつかった。
もうひとつは、触手モンスターやスライムでは拓巳のキャラクターとの疑似セックスができない。たしかに一緒にプレイするのは魅力的ではあるのだが。
「まあ、いいか。あまり新しいゲームシステムを導入しても不具合が出やすくなるかもしれない」
「そうですよ。ただハーフリング族は男性プレイヤーのキャラクターと盟約できますけどね」
「そうなのか?」
「男性プレイヤーはハーフリング族に産卵させてしまいがちですが、ハーフリング族から男性プレイヤーに盟約を申請すれば可能なんですよ」
「たしか、ハーフリング族は女性キャラクターて盟約して拠点内に入れるはずだ」
「男性プレイヤーのキャラクターと女性キャラクターの二人同時には盟約はできませんけどね」

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