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アンドロイド育成計画
官能リレー小説 - ハーレム

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アンドロイド育成計画 1

[理想のパートナーを見つけませんか?]
アンドロイドだから髪型から体型まで自由自在、お好み通り……だったのだが。
たしかに、造形は申し分ないできばえだった。
しかし、細やかな表情の変化や、使用者の行動にリアルタイムで自然な反応を示すには、高度なモーション技術と人工知能を搭載するのが必要不可欠だった。
何をされても無抵抗、悪く言えば身もだえもしない。表情は無表情か笑顔。感情表現の機微が欠落しているため、所詮は機械かと興ざめしても仕方がないクオリティーである。
精密な本体を保護する人工皮膚、その弾力やなめらかな手ざわりはかなりすばらしい。
「ああ、はずかしい、だめー、ああああ」
「…………うっ、はぁ、はぁ、はぁ」
「プレイを続行しますか?中断しますか?」
「中断する」
「了解しました。内部清掃処理を実行します。処理完了までおよそ10分かかります」
恥ずかしいという登録されたセリフを再生してはいるが、表情は無表情で、一定の秒数で瞬きを繰り返す。
「挿入完了後、プレイパスワードを音声入力してください」
股間にあたる位置にはオナホールに振動センサーがあり、指、ぺニス、ある一定の太さのある棒状のものが前後に往復するたびに、プレイ用メッセージが再生される。
「はず、あ、はず、あ、あああ、はず、あ」
動きの早さに合わせセリフの最初に音声がリピートされる。
実行コマンド確認音声以外のプレイ音声を無音に設定し、玩具の手錠をかけ、アイマスクで目隠しをつける。
袋を頭部にかぶせてしまうと、アンドロイドの音声入力が遮られたり、誤作動の原因となるのでおすすめできない。
ぺニスをアンドロイド内部で塗布されるローションまみれにして、締めつけもない内部になすりつける。
ネット上では「白痴レイププレイ」と呼ばれるアンドロイドの使いかたや「屍姦プレイ」というプレイ中にプログラムを強制終了させておいて行為を続ける使いかたを紹介するユーザーまでいる。
「アンドロイドを使うなら風俗店に行くほうがまし」というのが、マニアックではないユーザーの意見である。
話しかければうなずいたり、ふりむいてくれる。それはアンドロイド以前のロボットも同じような動作が可能で、観賞用の等身大フィギュアとしての人気もあり女性からも購入されている。
しかし、機能としては男性オナニー用の機能も搭載している。
ロボットからアンドロイドへ技術革新されるための膨大な予算を出資した資産家や、開発者どちらの情熱も「購入者の購買意欲はエロにあり」という盲信があったにもかかわらず、高価すぎる商品は、ごく一部の購買者には売れるが一般受けしないと判断し、高性能オナニー用品としては問題を残したまま商品化されたのである。

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