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アンドロイド育成計画
官能リレー小説 - ハーレム

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アンドロイド育成計画 31

連係プレイは効果抜群だが、リスクは大きい。
拓巳の触手モンスターが本気で攻撃をしかけてくればひとたまりもないが、レベル30程度の男性キャラクターならは「あいり」と「とおる」のコンビネーションならやすやすと撃退できる。
レオンティーヌのワイパーンはプレイヤーキャラクターの変身ではなく特殊アイテムのようなもの。
「queen」の飛行船と同じ、魔法技術のいわば専用機のようなものである。
レベル99が通常ではレベル上限だが、元シュミレーションゲーム、最大拠点の拠点主であることや、一度もゲームオーバーにされたことがない「処女」であること、などのいくつかの条件を満たしていれば、レジェンドキャラクターに昇格できる。
レジェンドキャラクターレベル1は、通常のキャラクターのレベル100の基本能力値を持つ。
レジェンドキャラクターはこのゲームの伝説に登場する神の十人の娘たち、という北欧神話のワルキューレにちなんでずばり「ワルキューレ」という名である。
今のところ、まだゲームでは誰一人としてキャラクター「ワルキューレ」でプレイした者はいない。
飛行船で四つの大陸の封印をめぐり解放するのも、「ワルキューレ」となる条件となる。
火、水、土、風、の封印の守護を任せられたモンスターを撃破することで、封印が解放される。
解放後に、レベル99の女性キャラクターで飛行船で天空の島の神殿で女神と会い、継承の儀式を受けることで限界突破のレジェンドキャラクター「ワルキューレ」となる。
「ワルキューレ」にならなくてもレベル99のままプレイは続行できる。
女性キャラクターでエルフ、ダークエルフ、有翼人のどれかによって遭遇する神が異なる。
男性キャラクターとハーフリングのふたなり男の娘キャラクターは、レベル99が限界である。
宮部真理は翌日の10時、昼勤の休憩時間に拓巳の部署をのぞきに行ってみたが、拓巳が休暇中だと知ってがっかりした。
拓巳は昨夜は疲れてゲームから抜けると眠った。
そして昼前に会社に顔を出していた。
「ローレライ」モブモンスターをプレイヤーが使えていた理由がわからないのが目が覚めてみると気になったからだった。
「工藤プロデューサー、おはようございます。あ、さっき、システム管理部の人が来てましたよ。名刺は机の上に……」
「おはよう、遠藤さん。システム管理?」
拓巳は会社では工藤プロデューサーと呼ばれている。企画部の女性社員の遠藤遥(えんどうはるか)は若い女性社員の宮部真理がたずねてきたので、内心では穏やかではない。
「プロデューサーの世話係」というあだ名のある遠藤遥は拓巳のサポート専属といった雰囲気がある。
拓巳が企画部に就任してから、ずっとつきっきりで表情や行動で、拓巳に夢中なのがよくわかる。
拓巳は遠藤遥をとりわけ特別に思っているわけではないようで、拓巳のいる企画部では「遠藤、めげずにがんばれ」と彼女の恋をそっと応援している。
・恋のライバル出現か?
宮部真理の名刺の裏に個人の携帯電話の番号が書いてある。
「そろそろ昼食だな……」
拓巳はそう言うと企画部からすぐに立ち去ってしまった。

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