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アンドロイド育成計画
官能リレー小説 - ハーレム

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アンドロイド育成計画 30

毎回射精と同時に必ず女性が絶頂するというのは、実際のセックスではありえない。たまたまタイミングが合ったときだけである。
拓巳のキャラクターがレオンティーヌのアナルから射精を終えたペニスをぬるりと引き抜くと、精液とスライムが混ざったものがひくひくと痙攣する肛門から垂れてきて、美尻のしたの七色スライム本体に逃げて溶け込み合わさる。
(これで欲情はおさまるはずだが)
「ねぇ、手首のこれほどいてくれない?」
びくっ、びくっと絶頂の痙攣をしていたレオンティーヌがしばらくして落ち着いたようだった。
ベルトをほどいてやると、レオンティーヌがまだ射精して半勃起のペニスをやんわりとつかんできた。
そして、ペニスに顔を近づけると、ぺろっと先端を舐めた。そのまま、しゃぶりついて頭を揺らしはじめた。
「あれ、そんな、なんで、あぅっ!」
「んふふっ」
うろたえつつ、気持ち良さげな声を上げる拓巳のキャラクターの表情にエリナは興奮していた。
(すごく気持ち良かったから、この人も勃たなくなるぐらい気持ち良くしてあげたい)
「さっき、出たばっかりでそんなに激しくされたらやばいって」
じゅぷっ、じゅぽじゅぽじゅぽ。
唾液をふくんだ口の中で舌を絡めて、頬をすぼめながら吸いまくるレオンティーヌ。
拓巳のペニスはまたそそり立つ。
「くっ、手強い、撤退だ!」
エリナは救援の仲間を呼んでいたのを忘れていた。
そして少し悔やんだ。
「あいり」エルフ族の弓と魔法を使いこなす遠隔属性のキャラクター。「queen」の親衛隊五人のひとり。レオンティーヌを恋人のハーフリング族の「とおる」とゴーレムグリフォンで救出した。
正確には拓巳がセーブして「撤退」したのだが。
「あいり」は全裸のレオンティーヌに自分の装備していたロープを脱いでレオンティーヌに手渡した。
「ご無事でなにより」
「ありがとう」
二人はそれ以上は言葉を交わさず拠点に帰還した。
(雷撃の騎士をここまで追いつめるなんて、すごい強敵だわ)
「あいり」はレオンティーヌがショックを受けていると思い、あえて口をつぐんだ。
エリナの口の中には拓巳のキャラクターが撤退する直前に脈打ちほとばしった精液のぬめりを舌の上に受けて、飲み込んだ感触が残っていた。
結局のところ拓巳に奪われなかった雷帝の剣が手元にある。
しかし、すっかりエリナの気持ちは拓巳のキャラクターに奪われていた。
(また会える気がする。次はあの人と盟約を結んでみせる)
「queen」親衛隊の「雷撃の騎士」レオンティーヌは、拓巳のキャラクターに惚れてしまった。
雷帝の剣と同じぐらいきれいとキャラクターをほめられたのを思い出すと、胸の奥が熱くなった。
(ふふっ、あの人のでまだおしりがちょっとぬるぬるしてる。ゲームオーバーにしたくなかったのか、おしりが好きなのか、どっちかしら)
エリナが恋にうっとりしているのを「あいり」は、レオンティーヌが、かなりショックを受けたのだと勘違いして同情した。
ゴーレムグリフォンは「とおる」が変化の秘術でキャラクターのかわりに操作できるキャラクター。
ハーフリングの人型よりも高い機動力と戦闘力を持つ。しかし自力では操作できず、自分の契約を交わしたプレイヤーキャラクターと行動をゆだねることになる。
「あいり」がゲームオーバーになると「とおる」のキャラクターも消失することになる。

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