拓巳の製作したネットゲームはセンジブル博士のプログラムを活用した体感ゲームとして一気にハセガワコーポレーションの業績に貢献した。
女性プレイヤーは登録、プレイ無料。ただし男性プレイヤーを撃退するとポイントで換金できる。
男性プレイヤーは登録、キャラクター作成までは無料だが、キャラクターの蘇生は有料。
このポイントゲッターの女性たちのキャラクターと男性プレイヤーのキャラクターがセックスすると、アイテムの卵を女性キャラクターが産む。
それを合成することでキャラクターが強化されていく。
フルフェイス型ヘルメットのような通信装置をかぶり、３６０度の視界とリアルタイムの音声。
そこまでは従来のゲームとかわらない。
「攻撃で弱らせたら触手でホールドして、触手を突っ込んで卵の種づけをするんだけど、やべえんだよ」
本当に射精したような快感がある。
女性キャラクターは触手で犯されたような快感と卵を産むときに快感があった。
精神エネルギーで、ロボットや兵器を遠隔操作するのは難しかった。
しかし、アニメ画像のキャラクターを操作することはかなりの感覚のシンクロがあった。
男性キャラクターが女性キャラクターの乳房を揉めば手ざわりを感じた。
産卵するとその触手キャラクターが貯めていた換金ポイントは半分減らされて無料でコンテニューできる。
女性参加者は、ポイントゲッターと、触手で犯される感覚を満喫するプレイヤーに大きく二極化した。
女性キャラクターと男性キャラクターの成長率を調節してゲームバランスを維持していた。女性キャラクターのほうが強化しやすい仕様である。
画期的だとネットユーザーから熱い支持を受けたのは、男性が女性キャラクターを使用してポイント狙いをする、いわゆるネカマでプレイすると、キャラクターが犯されたときに気持ち良すぎて本当に射精してしまうことである。
男性には刺激が強すぎてプレイで負まくる。触手でホールドされたときにすでに気持ち良すぎるためだ。
ポイント稼ぎにならない。
男性だけど、かっこいい女性キャラクターがいて使いたい、ポイント換金はいらない、というプレイヤーのために、ネット攻略掲示板に拓巳は裏技として女性でも男性キャラクターを、男性でも女性キャラクターを使用できる裏パスワードを匿名で記入しておいた。
換金ができなくなることもふくめて。
これによりファン層がさらに広がった。