PiPi's World 投稿小説

ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 0
 2
の最後へ

ダメ男再生学園 2

どうやら男子は各クラス一人づつしか居ないらしい。

さて、どうして俺がこの学校に入学し直すとになったか、そしてこの学校がどんな所なのか説明しなければならないな。
あれは俺が前の学校に着いて行けず自室で首吊り自殺をはかった時まで遡る。
自殺をはかった俺は残念な事にすぐに発見され意識を失ったまま病院に搬送された。


2,3日ほど生死の境を彷徨ったものの無事意識を取り戻し奇跡的に生還を遂げた。

…………それでめでたしだったら俺は今ここにはいない。
再び目を覚ました俺を待ち受けていたのは親父の罵声と鉄拳だった。
苛めとかがあればまだ同情してもらえるのかもしれないが、あいにくそんなものはなかったし自殺を試みたのもただエリート養成のプログラムについていけなかっただけのこと。高い金払って入った高校をドロップアウトしたものだから怒られるのは当然だっただろうが…


で、入学し直したこの高校、富士見が丘学園。
実は俺の母さんの母校でもある。

「前の学校のことは聞きました。大局的に見れば、誤った方針です。組織には都合のいい人間になれるかもしれません。しかし、我々女性から見たらただの弱いオス」

目の前にいる教頭によれば、俺こそがこれからの社会に必要な男らしい。自殺に追い込まれるほど苛烈な境遇に置かれたのも、同性からのジェラシーでありフェロモン体質の証らしい。
素人考えではモテるにはステータスに恵まれていて、精力もスタミナや豊富な知識と経験がないと意味を成さないように見えるが違うそうだ。
確かに、知性や筋肉がある夫とも離婚が多いのを思うと、妻を満足させれるかもこれからは重要になるかもしれない。不妊の原因が男性側という話も多いそうだ。

「俺がいろんな女子と親しくなっても、それが少子化や晩婚化の対策に結びつくから、大いに結構と」
「その通り。早くから強い男を目にすることで、一見優秀に見えて実は横暴な上に子種が弱いオスに人生台無しにされないように見る目を養わせるのです」
「仮に俺が強いとしても、まだ童貞だしナニだって、立派なのかどうか自分でも…」

「そこは問題ないわよ。しっかり貴方の身体的なデータも把握しているから…それでも自信がなければ」
「なければ…?」
「私が、練習台になってあげよっか」
「!?」

教頭、であるこの人…日下部成美さん、それにしては非常に若くて綺麗な人だ。さらにそんなことを言われたら、余計にドキドキしてくる。

でもせっかくなら初めては若い娘の方がいいなという思いがよぎり辞退した。

何はともあれこうして俺はこの学校に入学し直す事になった。

そして年度が変わるのを待って初登校となった。
ちなみに何故か入学式は男子禁制の校則があり、俺は参加出来ずその翌日から登校となった。
事前に女子の数が男子より多いとは聞いていたが、まさか男子がクラスに俺一人とは思いもしなかった。
別のクラス男子達きっと驚いている事だろう。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す