新・すべてがかなうスマホ 34
「そ、そうですね…」
ここで言ってしまっていいのか。
承認されたのなら、瑞季先輩も変な顔はしないよな…
「なんでもいいんですか」
「はい、なんでも」
「ええっと、その…先輩の…おっぱい、揉ませてください」
思い切って言った。直球勝負だ。
あのスマホが承認してくれたのならこれくらい言ったって大丈夫だろう、じゃなかったら…
「いいですよぉ」
「マジですか!」
「ふふっ、お好きなように」
本当にOKが出るとどうしていいかわからなくなる。
瑞季先輩は制服の上からそのたわわなおっぱいを両手で持ち上げて見せつけた。
制服の上からでもそのボリュームはよくわかる。
こんな思いものぶら下げて、肩凝りとかひどくないのか。
いや、欲望を承認されたんだから好きにしてもいいのに、こう、その対象から「お好きにどうぞ」と言われたら身構えてしまうのはなぜなのでしょう。
「で、では、行かせてもらいます」
「はい、どうぞ」
なんだこのやり取りは。
僕は両手で瑞季先輩の胸を、制服の上から掴んだ。
…………柔らかい。とても柔らかい。
結衣ちゃんのも、萌先生のも、奈緒ちゃんのも、真帆さんのも、いずれも巨乳と言われるレベルのものなんだけど、瑞季先輩のは、それよりも上…
「ふふっ」
こんな行為に及んでいるというのに瑞季先輩は微笑みを浮かべている。
女神か、あるいは聖母様か。
「あ、あぁ、先輩…」
うーん、いい。これはいい。いつまでも揉んでいたい感触。
だが、僕の中にはそれ以上にゲスい、どす黒い欲望がわいてくる。
その欲望は下半身にてすでに沸いていた。
しかし
「胸を揉むだけで満足、されてますか?」
「は、はい?」
「もっとしてみたいこと、ありますよね?」