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新・すべてがかなうスマホ
官能リレー小説 - ハーレム

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新・すべてがかなうスマホ 15


「気持ちいいね」
「はい」

景色のいい高い場所から、真っ青な海岸線を眺める。
まだ海水浴には早すぎる。しかし綺麗な眺めだ。

「心がポカポカするね」
「ええ」

両足を足湯に着け、隣で微笑むお姉さん―湊谷愛生さんに相槌を打つ。
休みを利用して、隣に住む女子大生・愛生さんに温泉デートに誘われたのだ。
愛生さんは俺の童貞卒業のお相手でもある。

幼いころから一番身近にいた異性。
一緒に遊んだり勉強を教えてもらったり、いつからか愛生さんのことを女として意識しだし、勉強を教えてもらったあと一人風呂に籠り愛生さんのことを思い出しシコったことからすべては始まった。

「ん〜〜〜……樹くんは、温泉って好き?」
「はい」
俺はむしろ……愛生さんの裸を見たい、そんな邪な思いばかりしかできない。
そんな俺を愛生さんは蔑むこともせず優しく接してくれる。だから、愛生さんを初体験の相手に選んだ…のかもしれない。

ピロリン♪


何かの通知……例のアプリが、欲求を認証したと教えてくれた音だろう。
愛生さんと最初にする前も、こんな風にうっすら思ったことがかなったような気がする。

「ふふ、樹くんは足湯じゃなくて身体ごと浸かる方が好きみたいね」
「バレましたか」
「お泊りする旅館に行こうか」
「はい!」


愛生さんの運転する車で宿泊する旅館に向かう。
一人っ子の愛生さんはご両親からそれはもう激甘に育てられてきたようだ。
そんな愛生さんのお母様に、なんでか俺はいたく気に入られており「早く結婚しちゃいなさい」なんて言われている。童貞を卒業する前からである。
この車も、今回の旅費も、愛生さんのご両親が負担してるなんて、もう感謝してもしきれないね…

旅館に着いて泊まる部屋に案内される。

「樹くん、ココ、混浴なんだよ」

「へぇ混浴か…混浴なんて中々行けないしね。」と関心していると客室係がいきなり切り出す。客室係が有名ホテルのベルマンよろしくお客様を部屋まで案内するスタイルの旅館だ!

「実はチェックインの際に伝え忘れてしまったのですが、お客様にご予約いただいていたタイプのお部屋が満室でした。なので、こちらのお部屋はご予約いただいていたタイプのお部屋とは異なりランクアップのお部屋でございます。申し訳ありません。誠に勝手ですが無償アップグレードさせていただきました。元々ご予約いただいていたタイプのお部屋の場合、お風呂は大浴場までお越しいただかないといけませんが、こちらのお部屋には小さいながら部屋専用の浴場と露天風呂をご用意しておりますのでどうぞお好きな時間にお風呂をお楽しみくださいませ。」

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