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下宿少女
官能リレー小説 - ハーレム

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下宿少女 41


「ふう…」

ようやく安心して眠ることが出来るな。
俺はそのままベッドに横になり眠りに落ちようとした。

トン…

「…ん?」

何だ…?
今何か物音が…

トン…トン…トン…トン…

やはり聞こえる。
規則正しく耳に届くその音は、まるで足音のような…
俺はすぐにドアへと駆け寄る。
誰の気配もない。

「考え過ぎか?」

ガラガラ…

「…ガラガラ?」

突然、背後から聞こえてきた謎の音。
まるで何かを開けたような…

「よいしょ…っと」

「…はい?」

そこには窓の外から侵入してくる千夏の姿があった。

「やあやあ、こんばんわ〜」

「ちょっと待てぇぇぇぇぇ!!!!!」

「うわっ!?そんな大声出さないでよ。みんな起きちゃう」

「どうやって入ってきたんだ!!?ここは二階…」

窓に駆け寄ってみると、そこには梯子が設置されていた。
千夏が立てかけたのだろう。

「それより何で鍵が開いてるんだ!?」

俺は確かに風呂にいく前にかけたはず…
ちょっと待て。
風呂にいく“前”?

「まさかお前…」

「ふっふっふっ…あたしが一つの計画に失敗したからって諦めるような女だと思ったの?あの後、部屋に忍び込んで窓の鍵を開けておいたんだよ〜」

やられた…
妙にあっさりと帰ったかと思えば、裏でそんなことをしていたなんて。

「さて…言ったよね?次会ったら覚えてろ…って」

千夏が妖しげな笑顔を浮かべながら近づいてくる。
俺は思わず後ずさりしてしまう。
すると、ベッドに足を取られて倒れ込んでしまった。

「やん…ゆうったら自分から誘ってくれるなんて………」

「ち、違う!!!これはそういうことじゃなくて………」

「何が違うの?」

千夏はベッドの中に入り込み、俺の側に腰をおろす。
シャンプーの香りがフワリと微かに漂ってきた。

「だってここは、こんなになっちゃってるじゃない。」

「っ!!!」

千夏はズボン越しに俺のペニスを撫でてくる。
僅かに固くなっていたそれは、それだけの刺激で硬度を増していっていた。

「ねぇ、ゆう…しよっか?」

千夏らしい、ストレートな誘惑。
ただの一撃で俺の理性を破壊していく。

「…言ったな?」

「うん…」

「本当に俺でいいのか?」

「ゆうじゃなきゃ嫌だよ…」

「…わかった」

「ん…」

俺は千夏を抱きしめ、唇を塞ぐ。
千夏は気持ちよさそうに目を細めて、されるがままになっていた。

「ん…んっ…んむっ…」

「ちゅ…ちゅ…」

俺と千夏はむさぼるように口づけを続ける。
たっぷりと時間をかけて互いの感触を堪能した後、ようやく俺たちは離れた。

「えへへ…ファーストキスだったんだよ?」

「…そうか」

千夏の言葉に、俺は後ろめたさを感じていた。
千夏はずっと俺のことを覚えていてくれたというのに、俺は…

「むぅ〜…」

「ど、どうした?」

ふと気がつくと、千夏が不機嫌そうに俺を見ていた。
俺、何かやったかな…

「ゆう…他の女の子のこと考えてない?」

「………」

図星だった。
俺は今、小春と秋穂のことを考えてしまっていたのだ。
千夏のことをほったらかしにして二人と関係を持ってしまった俺に、はたして千夏を抱く資格があるのだろうか。

「あたしが勝手にゆうのことを好きになったんだから、ゆうは気にしなくていいの!!!
それよりも、こんなときにそんな顔される方が嫌なんだよ?」

「…ごめん」

「…どうしても直さないって言うんなら………」

そんなことを言いながら、千夏は俺のズボンと下着を脱がしてくる。
急な行動に満足な抵抗も出来ず、俺は下半身を露出させられてしまった。

「お、おい…」

「そんなこと忘れちゃうくらい気持ち良くしてあげるね?」

千夏の細くて冷たい指が、俺のペニスにまとわりついた。

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