「くぅ…」

ひんやりとした感覚が、ペニスを通して伝わってくる。
千夏はただ握っているだけだというのに、たまらなく気持ちいい。

「あは…気持ちよさそうな顔だね………動かすよ？」

「ぐっ…うぁぁぁ………」

千夏の腕が上下に動き、俺のペニスをしごいていく。
ただ単純に動かすだけでなく、微妙に強弱や速さに変化を持たせて俺を責めてくる。

「ぐぁぁぁぁ…ち、千夏………」

「ふふっ…気持ちいいの？」

「あ、ああ…ううっ！！！」

「えへへ…そーなんだ………もっとやってあげるね？」

千夏は俺の顔を見ながら、的確に弱点ばかりを刺激してくる。
表情から俺の感じる箇所を探っているようだった。
ふと、千夏と目があった。
千夏は舌をチロリと覗かせ、妖しげな色っぽさを感じさせる笑みを見せる。

「ゆうの体のこと、どんどん詳しくなっちゃうかも…」

「な、何を言って…うぉぉ………」

「隠してもダ〜メ！！！ゆうの弱点は………ここだ！！！」

千夏は片手でペニスの裏筋をなぞりながら、空いた片手で亀頭をコネまわす。
体中をゾクリとした感覚が走り抜けた。
強い快感を感じたのが顔に出たのか、千夏が得意化な表情になる。

「正直だねぇ…ほらほら、気持ちいいでしょ？」

「くっ…」

簡単に認めるのが悔しくて、俺は声を上げるのを必死にこらえる。
しかし、その行為は千夏の闘争心に火を付けるだけであった。

「ふぅん…いいもーん！！！認めないんだったら待っているのはお預けだからね。」

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あの後、千夏は俺の快感を一定の範囲でとどめるような刺激を与えてきた。
上り詰めようとすれば焦らされ、落ち着いてくれば一気に絶頂寸前まで押し上げられる。
頭がおかしくなりそうだった。

「ぐぁぁぁ！！！千夏…千夏ぅぅぅ…」

「そんな泣きそうな顔しないでよ…もっといじめたくなっちゃうじゃない♪」

「がぁぁぁ………」

幾度となく行われた寸止め。
それは俺から人間的な思考を奪い、牡の本能を強めていく。

これ以上千夏の好きされてたまるか！


俺は千夏の腕をなんとか振り払い逆に千夏を抱き寄せ再び唇を奪う。



千夏も俺の背中に腕を回して抱きついてくる。

千夏の鼓動はかなり速くなっていた。

俺の鼓動も千夏と同様なんだけどね(笑)
どのくらい唇を重ね合わせていただろうか…

息苦しくなってどちらからともなく
その唇を離すと微笑み会う

「まったく好き勝手やってくれちゃってさ
オシオキだな
千夏」

そういって再び千夏の唇を
奪いに行く