神アプリ 6
「あっ、ああん! また、イクっ、イッちゃう! イク! あああんっ! んっ、んっ……」
波打つ艶やかな黒髪を押し退けて、宙を仰ぐ彩菜の顔が覗く。耳まで紅潮を広げた美貌には恍惚が窺えた。二重の大きな目はすっかりと蕩け、張りのある唇は大きく隙間を開き、小さな赤い舌が先端を外へ伸ばしている。だらしない表情でありながら、美少女のそれは状況故かとてもエロティックなものだった。
透き通るように白い肌は桜色に染まり、ダイナマイトな肢体はガクガクと震え上がっている。しかしやはり腰だけは痙攣に抗って動こうとしている。まるでこれじゃないと主張しているようであり、胎内に埋もれる陰茎を満足させてあげたいという意思の表れのようでもあった。
「ああっ、それ、すぐ、ダメに、なる、なっちゃう、あっ! あああっ! あっ、ぁっ……んはあ……」
彩菜が登り詰めた目の前で千歳も同じく喉を反らした。膣口に吸い付かれる刺激が真珠を吸うそれに変わり、瞬間全身に快感が走り抜けていた。手足が震え、腰が跳ね、色付いた全身が艶かしく躍っている。
全身を駆け抜けた快感は骨の髄まで染み込んで来るようだった。脳天を突き抜けた衝撃に意識が連れ去られ、フワフワと漂いながら落ちてくる。そんな心地いい浮遊感が身体中に広がり、クセになってしまいそうだった。
翔真もまたクセになりそうなほどの贅沢を身をもって感じている。二人の美少女が自分の上で獣欲を煽る声を上げているのだから。
一人は処女で、綺麗な色の肉厚な陰唇を割り開けば見たこともない淡いピンクの花が咲く。それはヌメヌメと卑猥な輝きを纏い、蜜壺から愛液を溢れさせ、それを舐め取ったり肉芽を刺激すれば美少女が快感に蕩けていくのだった。
もう一人は逸物を包み込み、腰を動かして擦ってくれる。美少女でありながら、性器が擦れ合うたびにヌチャヌチャと音を立てるほど濡らす淫乱さも併せ持ち、そのギャップが堪らない。何より、キリキリと締め付けて来る濡れそぼった肉壁が陰茎を擦るたびに腰が蕩けそうになる。絶頂で収縮しながらとなると尚更だ。
「で、出る。もう出るって……」
彩菜への警告だ。だが返ってきたのは、やはり獣欲を煽る言葉だった。
「あん、出して出してっ……五十嵐さんの精液っ、彩菜の中に頂戴っ、ああん!」
彩菜は抜くどころか締め上げて、子種を搾るように上下に揺れる。丸い尻を自ら落として、陰茎を根元まで受け入れながら腰を振り続ける。
(マジかよ……)
翔真は躊躇いはしたものの、快感に押さえ込まれた。千歳の股下から彩菜の腰に手を移し、衝動に駆られるまま下から突き上げていた。
「あああああっ! あ、あ、あ、あ、ん、ああんっ!」
ガツン、と子宮を突き上げた衝撃は彩菜を一気に登り詰めさせた。しかしその衝撃は次々に襲い掛かり、その都度彩菜は絶頂に触れ、快楽に溺れていく。
「あ、あ、あああああ! イッてますううう! オマンコ、オマンコ、あああ! イッてるんですううう!」
ガクガク震える彩菜の体は剛直の穿ちに上下にも揺らされ続け、やがて跳ね上がった。
「んああああ! 熱いの出てる! 中に、来てるっ、来てっ、っ──────!」
子宮を打つ灼熱に快感が弾け飛び、頭の中に火花が散る。彩菜はそのままエクスタシーに身を灼いて、悦楽の彼方へ意識を飛ばした。
声にならない声を上げて大きな痙攣を繰り返した彩菜は、ビクビクと震える程度に落ち着くと千歳の方へ倒れそうになっていた。しかし千歳が指を絡めた手で支えているので、肌の密着までには至らない。
(今力入らないのにぃぃ……)
秘部からの刺激はなくなったものの、快感にフワつく浮遊感は蔓延しているまま。千歳はやむなく彩菜を横へ寝かせていた。
彩菜は弛んだ表情のまま整わない呼吸に小さな喘ぎを紛らせピクピクと震えている。
その彩菜と結合していた部分が外れ、翔真の陰茎が全貌を見せた。
(あああ……)
ピクンピクンと脈動するソレは彩菜の淫らな体液に濡れ、本気汁や精液の白い液体を絡ませながら妖しく煌めいている。
(彩菜と同じようにしたら五十嵐さんが喜んでくれる……)
吸い込まれるように半身を倒した千歳は、不気味に輝くグロテスクな肉塊を眼前に捉えた。明らかにソレから漂ってくる鼻を突く臭いが頭にも登り、不思議な高揚感に見舞われた。
やがて瑞々しい唇を割って舌を伸ばし、腹の方にひっくり返っているソレの裏側へ滑らせていく。男女が吐いた体液が舌に絡まり、味蕾に侵入して、生臭い味を千歳に知らしめる。
(あああああ……不思議な味……)
頭の中がボーッとしてくる。あの浮遊感が再来しているのだ。何もされず、むしろ汚れた逸物を舐めてあげているのに、その行為によって自分の方が心地いい感覚に陥っていた。
(やあ……あああ……美味しい、美味しい……)
千歳の舌は白いマーブルを拭き取るように動いた。ツンと来るカルキ臭に頭のクラクラとして、甘苦い一癖ある味が病み付きになる。気付けば肉茎を先から根元まで、彩菜の愛液や本気汁も巻き込んで翔真の子種を舐め取っていた。