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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 335

「他のみんなは五十嵐先生の生活指導を受けてから身も心も変化したことと思います。それこそ、自分の生き方や価値観が劇的に、ね。かく言う私も、五十嵐先生の前ではみんなと立場は変わりません」

 え? と、ポツポツと声が漏れた。今指導者として教壇に立っている女教師が、翔真の前では彼の女として尽くしているというのだから無理もない。

「みなさんはある種のライバルでもあり、仲間でもあります。その中でいかに自分を主張するか、様々な方法が存在します。そのいくつかをプリントにしてあるので各自確認しておいて下さい」

 と言いながら朝子はプリントを前列の生徒に渡し、受け取った生徒は各々後ろの席へ回していく。

「それじゃ、SHRはこれで終わりです。あ、それと相田さんはこの後理事長室へ行くように」

 朝子は薄く艶かしい微笑を見せ、教室を後にした。



ご褒美をいただくためにはアピールが必要不可欠です。外見内面共に今以上となるよう努めましょう。

 外見とは表情や容姿、振る舞い、化粧など。服装は下着からこだわりを持ち、翔真様がご褒美を与えたくなるようなものを選びましょう。
 内面とは、主に知識。アピールの方法は見た目だけでなく、言動でも行えるものです。ご褒美を得るためにどのように何をするのか、その知識をつけましょう。

 また、ご褒美とは頑張りに対して与えてもらえるものです。アピールの知識ばかり身に付けて学力が下がると本末転倒。勉学にも力を入れましょう。

 上記の内容は「個性を変えろ」という意味ではありません。みなさんにはみなさんにしかない個性があり、だからこそ翔真様は多くの女性を「彼の女」としてくれるのです。捉え方を間違えないように注意してください

 プリントの内容を思い出して翔真は苦笑した。この文面が彼の女となった3年生に配布されると彼が知ったのはSHRの少し前のこと。朝子が文章作成したらしいが、彩菜をはじめとした“先輩”に色々と確認しつつ内容を考えたという。
 翔真は努力をルール化して強制させることは望んでいなかった。女たちが抱いて欲しいがために進んでエロいことに挑戦する、その姿もまた一興であり、魅力でもあったからだ。ただプリントの内容は抽象的で、また、性奴隷になったはいいがどうしたらいいのか分からない者の1つの指標として有効だと考え、プリント配布を許可した。
 それはそれで良かったかもしれないと、彼は今思っている。スレイブ・メイキングを手に入れた当初は相手をしていた女が限られていたので、彼女たちは自ずと向上心を持っていた。しかし今回は2週間で116人もの少女たちが奴隷となったので(既に奴隷となっていた者もいるが)今までとはわけが違う。そういう意味で今回のプリントは男を悦ばせる術を身に付けるよう遠回しに促しているため都合がよかった。これで彼は気兼ねなく、自分のやりたいことに専念できるようになったから────

 理事長室には淫臭が立ち込めていた。最早翔真と女がいる場所はそれが必然と言える。
 室内は生活指導の時と違い、翔真は横長のソファの真ん中に腰掛けていた。そしてそのソファと理事長室のドアとの間にあるのは、この部屋に似合わない、セミダブルのベッド。
 その部屋に入った4人の女生徒たちは、ベッドを挟んだ向こうにいる翔真を一目見て頬を上気させた。目の前で行われている淫行が生活指導で学んだ快楽を呼び起こし、身体の火照りを促す。

「念のために訊くけど──」

 翔真は全裸。浅く座り、背もたれに肘を掛け寛いでいる。その脇に座る、セーラー服に身を包んだ2人の女性が彼の股間に頭を寄せ、高々と頭を持ち上げた剛直に舌を這わせている。その舌の蠢きは執拗で、情熱的で、劣情の全てをぶつけるかのよう。

「──4人とも処女だったよね?」

 目を細めて訊く彼に、4人は全員弱々しく、しかし蕩けた声で、肯定した。

 セーラー服の女性たちの甘い息遣いと口淫で紡がれる水音に、1限の開始を告げるチャイムの音が重なる。



(しょうまさま……) 

 プリントにあったその表記が結衣の頭にこびり付いて離れない。心で唱えるだけで背筋がゾクゾクし、秘部がジクジクとむず痒くなってしまう。まるで頭でだけでなく身体の隅々までもが、自分は彼のものだと自覚しているよう。 
 その響きもまた心地いい。心の奥底から悦びが湧いてきて、そこはかとなく幸せな気分になれた。 

「ねえ、聞いてる?」 

 横から桜子に肘で小突かれ、結衣は軽いトリップから現実へと帰還した。 

「なに? 想像しちゃった?」 

 と恵梨香も顔を覗き込み、ふふっ、と薄く笑う。 

 結衣の部屋にいる3人は円卓を囲んでいる。円卓の上には今朝配布されたプリントが置かれていた。 
 時刻は20時。3人とも入浴を済ませ、いつでも寝られる状態の中、結衣の教育という名目で集合している。

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