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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 2

設定を完了しました。発情がONになっているスレイブは半径一メートル以内に侵入した場合、発情状態になります。なお設定の変更はスレイブ帳から該当するスレイブの名前を選択して行ってください

(ん……? どんなゲームか全然想像が付かないんだけど……? 性奴隷育成とかじゃないのか?)

 ところがしばらくして、スマホの画面はトップページに戻る。ゲーム画面が出てくる様子もなく、壁紙をバックに14時38分という現在時刻を表示しているだけだった。

(はあ……手の込んだイタズラだなあ……)

 やはり多少は弄られていたか、と落胆しながらスレイブ・メイキングなるものを削除、しようとした時。

「ヤバい……ヤバいって……」

 隣から漏れてくる声に耳が反応し、翔真の手が止まった。

「何が?」

 翔真の隣の隣にいる女の子が声を潜めて彩菜に聞き返す

「隣の人……カッコいい……」
「え?」

 女の子がそっと首を起こす。
 
「そう、かな……なしではないと思うけど……」
「ん……一目惚れかも」
「ええ? ちょ、彩菜っ……」
「あの……」

 女の子を振り切った様子で彩菜が声をかける。
 翔真はビクリと肩を竦めた。

「え……俺?」
「はい。あの、アドレス教えてもらえませんか? っていうか、今暇ですか?」

(これは……逆ナン……?)

 頬に朱を差した彩菜が翔真を見詰めている。目鼻立ちが整った顔にすっきりした輪郭。二重の瞼はぱっちり開いて瞳が大きく、長い睫毛がカールしている。緩く巻かれた黒髪はセミロングだった。
 オフショルの黄色いシャツを突き破らんばかりに実った大きな胸に、流麗な曲線を描く体のライン。美脚を見せ付ける白いショートパンツの下には白いブーツサンダルを履いている。
 顔には幼さが残っているのに体は大人びた色気を帯びている。そんな彩菜は翔真の隣に座っている。半径一メートル以内に侵入するほど近い距離だった。

「暇っちゃ暇だけど……」
「じゃあじゃあ、私たちと一緒に遊びませんか?」

 しなだれかかる勢いで迫る彩菜に翔真はたじたじだった。真っ直ぐうっとり向けられる視線に目が泳ぎ、手元のスマホにたどり着いていた。

(まさか……)

 改めて彩菜と、その隣で頭を抱えている女の子を見る。

「折角だから、もう一人呼ぼうか?」
「お任せします」

 翔真が言うなら構わないと言わんばかりに彩菜が即答した。

「取り敢えず、先にメアド交換しよっか」

 翔真の提案に彩菜は即応じた。元々言い出したのは彼女の方だが、その従順さは異常なほどだった。
 それがあのアプリの作用なのか分からない。有り得ないはずなのだが、あのアプリの設定が影響している可能性が翔真の頭から離れず、確かめたいという欲求に駆られていた。

「じゃあそっちの君も」
「え? あ、はあ……」

 彩菜の隣にいた女の子は困惑しながら流れに乗り、近付いて来てた翔真とお互いの連絡先を交換してしまう。

「ん、じゃあ誰を呼ぼうかな……」

 翔真は元の場所へ戻らず、彩菜と女の子を半径一メートルという催淫領域に取り込んだままスレイブ・メイキングを始める。
 アプリをタップすればアドレス帳のような画面が現れたが、そこには彩菜のフルネームしか載っていない。画面の下には新規登録≠ニバージョンアップ=Aマスター≠ニいう項目があった。
 今は取り敢えず新規登録≠選択し、彩菜の友達である竹原千歳(たけはらちとせ)の名前を入力する。次に出た設定の画面では全てONを選択した。

「あああ……」

 忽ち千歳の頬が上気して、表情が蕩けた。先行き不安そうだった大きな瞳が彩菜と同じ様な輝きを湛えて翔真を見上げている。

(どうやらそういうことか……)

 待ち受け画面に戻ったスマホから発情中の二人へ目を向ける。

「三人で遊ぶ?」
「はい……五十嵐さんがいいなら……」

 彩菜と千歳は声を揃えて返した。



 ショッキングピンクのTシャツにタイトなデニムのミニスカート。スラッと伸びる足には黒いニーハイソックスを履き、靴には赤いお洒落なパンプスをチョイスして、彩菜と駅ビル周辺の繁華街に繰り出してきた美少女・千歳。茶髪のセミロングの髪を左のサイドテールに纏めている。
 千歳は彩菜に負けず劣らずのパッチリお目めをトロンとさせて、若々しい張りのある唇を翔真の口に擦り付けていた。

「サン、ニィ、イチ……」

 機械音声のカウントダウンの後、安っぽいシャッター音が響いた。

「次私……」

 千歳の反対側に立って翔真の右腕に絡み付いている彩菜が、彼の二の腕で押し潰れる巨乳を擦り付けるように身をくねらせて甘えている。翔真の顔が右に向けれれば直ぐ様美貌を寄せ、瑞々しく天然の桃色をした唇で彼の唇を啄んでいく。

 翔真の左腕に腕を絡めている千歳は、これまた彩菜に負けず劣らずの胸を擦り付けるようにしながら自分の番が回ってくるのを待った。

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