先祖がえり 96
「えっ?」
「どこに・・・ですか?」
聞き返す二人。すると真由は顔をガバッとあげて
「食堂にです!!牛乳を飲みに!!」
「・・・・!!(コクコク)」
そう宣言する。静香も頷いている。
こうして4人は再度食堂に向かうことになった。
「・・・どうだった?コタちゃん。気持ち良かった?」
真由達が胸の大きさで話に花を咲かせる一方、狐太郎たちは風呂を楽しんでいた。
すでに狐太郎たち4人は風呂から上がって、留美、加奈、美咲の3人で狐太郎が風邪を引かないように急いで体を拭いている。
「うん、お姉ちゃん。とっても気持ち良かったよ!」
「そう。 ふふっ・・・良かったわ。」
「ええ・・・加奈はご主人様に喜んでいただいて幸せです・・・♪」
「狐太郎様?寒くはありませんか?」
彼女達は甲斐甲斐しく狐太郎の世話をしていく。
そして狐太郎の着替えが終わると次は自分達の着替えだ。
それぞれが着替えている時
「・・・うにゅ〜・・・」
後ろの方で狐太郎の声が聞こえる。どうやら今日もお風呂上がりに眠たくなったようだ。
すると今日は狐太郎の方が3人に近づき
「ねぇ・・・今日はみんなで寝たいな・・・ダメ?」
今日の添い寝は3人全員が良いということを伝えに来る。
いち早く着替え終わった留美は狐太郎を抱き上げ
「もちろんいいわよ?ねぇ?」
そう他の二人に話しかける。
二人も遅れて着替え終わり
「もちろんですよ、狐太郎様。」
「ああ・・・加奈は・・・加奈はこの時を待っていました・・・ご主人様と同じ布団で・・・嬉しいです♪」
笑顔で了承する。
しかし
「ですが・・・あの、留美様・・・」
少し顔を曇らせる加奈。どうやら留美にだけ聞いて欲しい話らしい。
留美はそのことを悟ると
「・・・コタちゃん、今からお姉ちゃん達ちょっとお話があるから、ここで待っててね。」
そう言って近くの椅子に座らせる。
「うん。分かったよ。」
狐太郎は椅子の上で良い子している。
「・・・で、どうしたの?加奈ちゃん。」
「・・・はい。私、おっぱいが張ってきて・・・」
「あ、私もです・・・」
美咲も話しに加わる。
「美咲ちゃんは分かるけど・・・加奈ちゃんはもうなの?」
「はい・・・お風呂に入って温まったら・・・ほら。」
そう言ってメイド服の胸元をはだけさせる加奈。なるほど、血行が良くなったせいか少し母乳が滲みでてきている。
「はぁ・・・とか言う私もおっぱい張ってきてるのよね・・・」
「留美様もですか?」
「ええ・・・仕方ないわ。コタちゃんには先に寝室に行ってもらって、出来るだけ早く搾りましょう。」
「わかりました。」
「狐太郎様を待たせないよう、急がなくては・・・」
3人は狐太郎と寝る前に母乳を搾ることにする。
「コタちゃん、ごめんね。お姉ちゃん達、寝る前に食堂に行かなきゃいけないの・・・後でお部屋に行くから、先に寝れる?」
「・・・う〜ん・・・分かったよ。でも、早く来てね?」
渋々納得する狐太郎。留美は彼を抱き上げると
「じゃあ、先にコタちゃんのお部屋に行くわよ?」
「はい。」
「かしこまりました。」
3人は先に狐太郎の寝室へと向かって行った。
「えっと・・・確かここに・・・あ、ありました。」
先に食堂に来ていた真由達4人。厨房に入ったことがある亜紀が牛乳の入った瓶を持ってくる。
「ありがとう、亜紀さん。」
「ホントに飲むんですか?真由様・・・」
千恵は真由に本気かどうかを問う。
「ええ。やれることはやっておきたいんで。」
「・・・(コクコク)」
静香もそのつもりのようだ。すると
「じゃあ・・・私も。」
「えっ?ち、千恵ちゃん?」
なんと千恵まで胸を大きくする作業に参加し始めた。
「だって、私だって亜紀ちゃんに負けてるのは悔しいわ。それに・・・こ、狐太郎様だって大きい胸の方が・・・///」
狐太郎の名前を出しながら顔を赤くする千恵。その姿はまさに初恋をする乙女のようだ。
「だ、だったら私だって負けないわ!私の方が大きいんですもの!」
すると千恵の姿で火がついたのか、亜紀も参加することになる。
4人の前にコップ一杯の牛乳が注がれた。
心なしか色が濃く、匂いも濃厚だ。それにとろみもある。
「良い牛乳を使っているのか」と思った4人は
「「「「・・・ゴクッ」」」」
同時に牛乳を飲みだした。
そしてほぼ同時に飲みきると
「・・・ンクッ・・・プハァ・・・この牛乳美味しい・・・」
「ええ・・・とっても濃厚で・・・」
「こんな甘い牛乳初めて・・・」
「・・・・・・」
3人が牛乳の美味しさに浸っているなか
「・・・・・ンクッ、ンクッ・・・」
「あ、静香ちゃんずるい!!私も!!」
静香は無言で2杯目に突入した。
続いて3人も2杯目に手をつける。
そしてそれを飲みほした。