先祖がえり 10
「はい!はいっ!いたしません!絶対に!」
「そう。それじゃあ、私も少し寝るわ。おやすみなさい。」
「ええ、おやすみなさいませ。留美様、そして狐太郎様・・・」
陽も落ちる頃・・・
「ん、んん〜・・・あれ?僕ぅ・・・」
「あ、おはよう。コタちゃん、よく眠れた?」
どうやら眠ってしまっていたようだ。目の前には大好きな留美の頬笑みと大きな胸が作る深い深い谷間が見える。
「あぁ〜 お姉ちゃんだぁ〜」
まだ寝ぼけているのだろうか、留美に抱きつく狐太郎。
「ちょ、ちょっと、コタちゃん?」
「えへへ〜♪(ゴロゴロ)」
狐の血が覚醒したからであろうか、喉を鳴らしながら顔を留美の柔らかい胸に擦りつける狐太郎。
(か、可愛い!なんて可愛いの!コタちゃん!)
そんな狐太郎の可愛さに早くもノックアウト寸前の留美。
と、そこへ
「おはようございます。留美様、狐太郎様。夕食の準備が出来ております。」
部屋の中へ入ってきた加奈。しかしその服装は今までとまるで変わっていた。
「か、加奈ちゃん?!」
「はい。私は今日からこの屋敷のメイドとなることにいたしました♪」
そういってペコリと頭を下げる加奈。長く美しい髪がサラサラと靡く。
その服装は白と黒を基調にしたロングスカートのメイド服で、落ちついた性格の彼女にピッタリであるが、ただ一つだけその豊満な胸は自己主張しており、胸の谷間を見せつける形となっていた。
「ふぇ?加奈ぁ?」
加奈の登場にやっと気づいた狐太郎だが、その愛らしい姿に驚いている様子である。
その時である
「あ、あら?コタちゃん?」
「ふぇ?お姉ちゃん?」
「そ、その〜・・・大きく、なってる・・・」
「・・・あっ!」
寝起きであると同時に、加奈の魅力的な姿を見た狐太郎はその自身の肉棒を大きくさせていた。
「はうぅ〜・・・///」
恥ずかしそうに頬を染める狐太郎。
「あらあら・・・コタちゃん。お姉ちゃんがなんとかしてあげるからね♪」
そういって狐太郎の服を脱がそうとする留美。
「ちょ、ちょっとお姉ちゃん?!」
「安心して。大丈夫だからね、コタちゃ〜ん♪」
そうこうしてる間に下半身が完全に露わになった狐太郎。恥ずかしさのあまり顔をそむけている。
「な、なんて大きいの・・・すごいわ、コタちゃん・・・」
狐太郎の大きさに驚く留美。しかし次の加奈のセリフが波紋をよんだ。
「はい・・・『やはり』すごいです・・・狐太郎様ぁ・・・」
「・・・・・・・ちょっと待って。加奈ちゃん、『やはり』ってどういうこと?」
「えっ?・・・あ!!!」
そういって慌てた様子で部屋を出ようとする加奈。
「し、失礼しまs「待ちなさい!!」」
しかし、主人である留美に呼び止められる加奈。
「さあ、どういうことか話して貰おうかしら?」
「あ、あの・・・留美様?」
「なにかしら?」
留美は笑顔を絶やさない。しかしその目は笑っておらず完全に怒っている。
普段温厚な留美であるから加奈でさえも怒っているところを見たことが無い。
しかし彼女は怒っている。当り前だ。彼女が最も大事にしている「狐太郎」が目の前の女性に何かされていた可能性があるからだ。
「・・・どうしたの?加奈ちゃん。さあ、話して?」
「ひ、ひぃ!お、お許しください!留美様ぁ!」
「許すも何も、何があったか話してもらわないと・・・ねぇ」
と言いながらだんだんと加奈に近づく留美。加奈はおびえた目で留美を見つめる。
その時である
「うぅ・・・お姉ちゃん・・・また加奈をいじめてる・・・」
狐太郎の声にハッとする留美と加奈。
「こ、コタちゃん!違うのよ?!これはいじわるとかじゃなくて・・・ほら!あなたも説明して!加奈ちゃん!」
「・・・・・」
しかしすっかり留美におびえてしまった加奈は何も言えない。これがさらに状況を悪化させた。
「加奈が何も言わないよ?お姉ちゃん・・・やっぱり・・・」
留美にとっては嫌な方向に誤解をする狐太郎
「ち、違う!違うのよ、コタちゃん!」
「・・・ホントに違うの?」
「ええ!ホントに違うのよ!お姉ちゃんを信じて!コタちゃん!」
「・・・わかった。信じるよ。そのかわり、きちんと加奈と仲直りして。」
「ええ。分かったわ! 加奈ちゃん、ごめんね。怖がらせて。」
「・・・はい・・・留美様・・・」
そういって抱き合う二人。合計四つの巨大な胸がむにゅりとつぶれている。
「・・・これでいいかしら?コタちゃん・・・?」
許しを請うような目で狐太郎を見つめる留美。
「・・・うん。お姉ちゃん、今度加奈をいじめたら・・・僕嫌いになっちゃうからね?」
「!!! ええ、分かったわ!二度とこんなことしないわ!」
そういって狐太郎に抱きつく留美。
「さあ、コタちゃん。続きをしましょうね・・・」
「う、うん。お姉ちゃん・・・」
そういって情事を再開させる二人。そこへ
「あ、あの〜・・・」
「? どうしたの?加奈?」
「わ、私も狐太郎様にご奉仕・・・したいですぅ・・・」
「「!!!」」
狐太郎と留美は二人とも驚いた。
「・・・いいよ。来て、加奈。」
「ちょ、コタちゃん?!」
自分が操を捧げようとした時にこの状況である。納得できない留美は声をあげるが
「いいでしょぉ?お姉ちゃぁ〜ん・・・」