PiPi's World 投稿小説

先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 74
 76
の最後へ

先祖がえり 76

残りの4人は部屋で荷物の整理の続きをしてもらっている。これから屋敷で寝泊まりするのだから、その準備は必要だ。


―――――――――――――――――――――


特に何も問題なく風呂からあがる4人。狐太郎以外の3人は狐太郎が風邪を引かないように急いで彼の体を拭いていく。

狐太郎はふわふわのタオルに包まれるこの時を気にいっていた。

そして狐太郎が服を着た後、留美達3人は服を着る。

その間、狐太郎は脱衣所の椅子に腰かけているのだが

(・・・コクリッ)

もうすでに眠たくなったのだろう。可愛らしく舟を漕いでいる。

その様子を見ていた3人は同時に頬笑み

「・・・ふふっ、可愛いわね。」

「ええ・・・」

「早くご寝室にお連れしなければ・・・」

狐太郎に聞こえない声で話す。

そして3人とも着替え終わった後

「・・・コタちゃん。」

留美が狐太郎に声をかける。

すると

「・・・んぇ〜?お姉ちゃん・・・」

狐太郎は留美の姿に気づいた。しかし、いかにも眠たそうに眼をコシコシしている。

「あらあら。眠たくなっちゃったのね。もう寝る?」

留美は狐太郎に聞く。

すると狐太郎は留美の予想のななめ上を行く答えを出した。

――――――キュッ

立ち上がり留美の服の裾を掴む狐太郎。

「・・・? どうしたの?コタちゃん・・・」

不思議に思い質問する留美。加奈や美咲も首を傾げている。

すると

「・・・一緒に・・・一緒に寝よ?」

「「「えっ!?」」」

狐太郎の発言に驚く3人。

「い、いいの!?コタちゃん!?」

留美は嬉しそうに聞き返す。

「・・・うん。ダメ?」

狐太郎は眠たそうな目で留美を見上げる。

「ダメなわけ無いわ!さ、行きましょう!」

留美は狐太郎を抱き上げ寝室に向かう。狐太郎も留美が一緒に寝てくれると分かって嬉しそうに彼女の胸の中で甘えている。

しかし心中穏やかじゃないのは後ろについて来ている二人だ。

(ううぅ〜! 留美様・・・ご主人様の一人占めですぅ!)

(羨ましい・・・羨ましいわ!!)

二人とも留美だけが一緒に寝ることに羨み、唸っている。

そして

(・・・加奈様!)

(ええ・・・美咲さん。)

二人は目を合わせると一つ頷き

「あ、あの・・・ご主人様。」

「わ、私たちはご一緒・・・させて頂けないのですか?」

卑しいながらも主人と床を共にすることを願う。

しかし

「・・・うにゃ〜?」

狐太郎の方は眠気の方が限界らしくまともな返事が出来ない。

つまり

「・・・加奈ちゃん、美咲ちゃん。残念だけど、コタちゃんはもうおねむみたいだわ。」

留美の一人勝ちが決まった。加奈と美咲は狐太郎を起こすことが出来ず

「そんなぁ・・・留美様、ずるいです!」

「明日は・・・明日は必ず私も一緒に寝させていただきます!」

留美に宣言するよりなかった。

留美は留美で

「それは・・・コタちゃんがいいって言ったらね?ねー、コタちゃん。 ・・・ふふふっ、可愛い♪」

飄々と返事をして、狐太郎の眠たそうな顔を見て顔を綻ばせる。

こうして今日は狐太郎と留美が同じベットで寝ることになった。




「・・・もう!留美様だけずるいです!」

「そうね。でも・・・あのままご主人様を起こす方がもっと罪深いことだわ。」

「そ・・・それはそうですけど・・・」

他のメイド達も寝静まった頃、二人は母乳を搾っていた。

留美は今日狐太郎と交わった際、たっぷりと母乳を出しているため大丈夫だったが、二人、特に加奈は胸を母乳でパンパンに張らしていた。

この時間は本音で思いを言い合う女の園・・・いわゆる「ガールズトーク」の時間と化していた。

「でも・・・狐太郎様と一緒に寝られるなんて・・・素敵です。」

「ええ。考えてもみなさい?寝る時もご主人様を抱きしめて、自分が寝るまでずっとご主人様の寝顔が見れて、しかも起きたら目の前にご主人様が居るのよ?」

「はぁ・・・夢のようです・・・」

その状況を想像してうっとりする二人。心なしか、搾っている母乳の出も良い。

「・・・私たちも、ご主人様に選んで頂けるように頑張らないといけませんね。」

「はい・・・あ、そろそろか・・・では、加奈様。私はこれで。」

返事をしながら自分の母乳の出を確かめた美咲はそろそろいいと分かったのか、加奈よりも先に搾乳を終える。

「ええ。おやすみなさい。明日も早いですよ?」

まだまだ母乳が尽きる様子の無い加奈は美咲に釘をさしながら見送る。




SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す