PiPi's World 投稿小説

先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 62
 64
の最後へ

先祖がえり 64

「ええ。あなた達も噂ぐらい聞いたことあるでしょ? もしメイドになってコタちゃんのお世話をするっていうならお屋敷に連れていくわ。」

あの噂は本当だったのか・・・驚く二人。しかしこの条件を捨てるわけは無く

「・・・なります!!私、狐太郎様のためならなんだってします!!」

「私も!家事とかはちょっと苦手・・・ですけど!狐太郎様を愛する心は負けません!!」

そう宣言する二人。

すると留美は

「・・・なら、コタちゃんが許したら正式に屋敷のメイドとして認めるわ。それで良いかしら?」

「「はいっ!!」」

こうして今日は新たに4人のメイドが狐太郎の屋敷に住まうことになった・・・




屋敷の前にて

「はい、これがあなた達の通行証よ。無くさないようにね?」

4人に通行証を発行し、屋敷に招き入れる留美。

「ふぅ・・・加奈ちゃん、美咲ちゃん。4人のことは頼んだわ。私はコタちゃんを寝室まで連れていくから。」

「はい、かしこまりました。」

「狐太郎様のこと、よろしくお願いいたします。」

そういって留美は寝室に向かう。




「・・・では、千恵さん、亜紀さんは私が説明をします。美咲さんは真由さん、静香さんをお願いします。」

「わかりました、加奈様。さあ、いらっしゃい?」

二人ずつ分かれて説明することにした加奈と美咲。

二人はそれぞれ自分の部屋に移動してメイドの説明を始めた。




ここでメイドの上下関係について説明しよう。

屋敷の主人は一応監督者たる留美である。しかし実際のところ、留美は狐太郎の意見を第一に尊重するので狐太郎がこの屋敷の主のようなものである。

その下にメイド達は位置する。

メイド達の中で最も位が高いのは「メイド長」である加奈である。

その下には「教師長」、「生徒長」の二つがある。

「教師長」は美咲である。よって、これから教師枠でメイドとなる千恵と亜紀は美咲の下で働くことになる。

「生徒長」は今後決まる(といっても例のごとくいつの間にか留美からの手紙が用意されており、任命されるのだが。)

生徒枠のメイド達は生徒長に従うこととなる。

しかし、実際の力関係で言うと

生徒長<教師長<メイド長<留美<狐太郎

と、このようになる。

つまり、今後決まる生徒長は教師長である美咲に従うこととなる。

その他のメイド達は同等の位である。




さて、いつものように手紙が渡される4人。

まずは加奈率いる千恵、亜紀組の様子である。


「・・・これを読んでください。」

そう言って手紙を渡される二人。

「あ、あの・・・」

「これは?」

「留美様からの手紙です。大体のことはそちらに書いてありますので。」

そう言って手紙を読むのを促す加奈。


そのまま二人は促されるまま手紙を読んでいく。


『亜紀ちゃんへ。
これからあなたは教師の枠でメイドとして働いてもらうことになるわ。
その際、あなた達の上司は教師長の美咲ちゃんよ。その上にメイド長の加奈ちゃん、そして私やコタちゃんがいる形だわ。
あなたは家事が得意だそうだから、加奈ちゃんや美咲ちゃんのお手伝いをお願いすることになると思うわ。
あと、詳しい話は加奈ちゃんや美咲ちゃんに聞いて欲しいんだけど・・・ただ注意して欲しいのは言葉遣いよ。私やコタちゃんには勿論、加奈ちゃんや美咲ちゃんにも「様」をつけること。そういうことはきちんとね。
特に加奈ちゃんは怒ると怖いわ。では、頑張ってね。』

亜紀にはこう書かれていた。

千恵宛の手紙にも同様のことが書かれていたが、ただ一つ違うのは

『あなたは家事が苦手らしいわね。加奈ちゃん、それから美咲ちゃんに教えてもらって頂戴。大丈夫、ゆっくり覚えていけばいいわ。』

という部分であった。


さて、手紙を読み終わった二人はそろって加奈を見上げる。

しかしこの時二人は美咲と同じミスを犯していた。

「読み終わりましたか?」

ニコニコとしている加奈。二人もこの上司のもとならやっていけると思っていた。


その時

「では・・・どうして座ったままなのですか?」

真顔になる加奈。その迫力は普段厳格な美咲も怯えるほどである。

その言葉を聞いた瞬間二人は

「え、あ、あわわわっ!!ご、ごめんなさい!!加奈さん!!」

そう言って立ち上がる亜紀。

千恵の方も

「ひ、ひぃ!!申し訳ございません!!加奈さん!!」

すっかりすくみ上がってピンと立つ。

しかしその受け答えは余計に加奈を怒らせた。

「・・・加奈・・・『さん』?」

そう言って二人をジロリと見る。

「あ、も、申し訳ありませんでしたぁ!加奈様ぁ!!」

「ど、どうかお許しください!!加奈様!!」

そう言ってペコペコ謝る二人。

その様子を見た加奈は途端にいつものニコニコした顔に戻り

「いえ、これから気をつけてもらえばいいんですよ。美咲さんにも礼儀正しくお願いしますね?」

そういって二人を安心させる。

加奈の怒りが収まったと分かり安心した顔の二人。

そのまま加奈は注意事項の説明を始めた・・・




一方、美咲率いる真由、静香組。

こちらも留美の手紙から始まっていた。


SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す