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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 57

そういって留美は加奈から見て左胸に、美咲は右胸に吸いつく。

「えっ?!ちょっと、そんな同時だなんてええええええええええええええ!!」

加奈の訴えを無視して母乳を楽しむ二人。

その勢いは凄まじく

――――――チュ!ジュリュリュ!!チュパッ!チュ、ズズズ〜〜〜〜〜〜!!

二人して力いっぱい留まることを知らない母乳を吸い上げる。


しばらくして、二人は満足したのか

「ズズズッ・・・っぷは。ふふふっ・・・美味しかったわよ?加奈ちゃん。」

「ジュル・・・ゴクッ・・・ぷぁ・・・甘いですぅ〜♪」

ゆっくりと加奈の乳首から口を離す。その際かけられた銀色の橋が何とも艶めかしい。


「はぁ・・・はぁ・・・」

肩で呼吸をする加奈だが、その加奈に留美は驚くべき言葉をかける。

「ところで加奈ちゃん、あなたのおっぱいは甘味は薄いけどサラサラって聞いてたんだけど・・・全然そんなこと無かったわよ?」

「・・・え?」

「むしろとっても甘かったしトロトロだったわ。それでいてさっぱりしていていくらでも飲めちゃう感じよ・・・」

「そ、そうなのですか?!」

驚いた加奈は慌てて

――――――ハプッ!

なんと自ら片方の胸を持ちあげて吸い始めた。

「「!!!!」」

胸がさらに大きくなり、かつ3人の中で一番柔らかい胸を持つ彼女だから出来る技だろう。加奈はそのまましばらく吸い続けると

「・・・ンクッ・・・ぷは。本当ですね・・・」

そういって留美の言ったことを信じる加奈。

「でもどうして・・・今朝までは甘味が薄くてサラサラで・・・あ!!」

加奈は気づいた。

「もしかして・・・さっきの暴走で・・・力に当てられたあまり留美様や美咲さんのおっぱいのいいところを選りすぐったおっぱいに・・・」

そうなのだ。あの時たっぷり二人の母乳を吸った加奈の体では狐太郎の特別な力が渦巻き、絶妙なバランスで加奈の母乳を変化させたようだ。

今では留美の飲みやすさ、美咲の甘さとトロトロした舌触り、そして持ち前のさっぱりした喉越しと母乳の量。全てが集約されている。

さらに血清が打たれた今、他の二人が同様に母乳の質が変化する可能性は無いに等しい。

これを知って焦ったのは留美と美咲であった。

(そ、そんな!!それだとコタちゃんが加奈ちゃんのおっぱいばっかり飲むことになるじゃない!!)

(ま、まずいです!!ピンチです!!加奈様のおっぱいに何一つ勝てる要素が無くなりました!!)

このままでは狐太郎の母乳係が加奈で固定化されてしまう。焦る二人。

しかしその突破口は加奈の口からでた言葉にあった。

「・・・でも、甘さやとろみでは美咲さん、飲みやすさでは留美様に負けてます・・・」

そう。加奈のは良いとこどりの母乳になったと言えどもそれぞれの分野に特化している二人には負けている部分もある。

「「それよ!(それです!)」」

「?! ど、どうされたのですか?!」

「ふふふ・・・加奈ちゃん、あなただけにコタちゃんを独り占めさせないわよ・・・」

「私・・・おっぱいの甘味ととろみを極めます!そして、狐太郎様に喜んでいただきます!」

一体どうやって極めるのかは分からないが、突破口を見つけた二人は希望に満ちている。


「・・・さあ!そうと決まれば!いっぱい搾るわよ!」

留美の掛け声を合図にまた母乳を搾り始める3人。

結局搾乳はその日の昼前まで続いた・・・



昼前になり、学校に向かうことにする。

美咲は身だしなみを整えるのと、仕事の書類などを持参するために部屋に戻り、加奈はお弁当や、搾ったばかりの水筒などの準備をしていた。

留美は狐太郎が寝ている部屋へと向かっていた。


部屋に到着し、ドアを開ける留美。

「あ、あら?コタちゃん。起きてたの?」

ベットの上には狐太郎が座っていて、キョロキョロと辺りを見回していた。

すると狐太郎も留美の姿に気づいたのか

「あ、お姉ちゃん・・・」

とつぶやく。しかしその言葉には元気がない。

「? どうしたの?コタちゃん・・・」

不思議に思った留美が問いかけるが

「・・・ふぇ・・・ふぇぇ〜ん・・・」

なぜか狐太郎は泣きながら留美の元へ駆けつけ、抱きついていた。

「えぇ?!ど、どうしたの?!何があったの?!コタちゃん!!」

何が狐太郎を泣かせたのか。心配でならない留美は焦りながら問う。

「・・・うぅ・・・ぐす・・・いなかった・・・」

「え?」

「・・・起きたら・・・誰もいなかった・・・呼んでも・・・ぐしゅ・・・」

「コタちゃん・・・」

どうやら起きたらいつも近くに居るはずの人が誰一人として居なくて寂しかったようだ。

「ごめんね・・・もう大丈夫よ・・・」

そういって頭を撫でる留美。その時彼女は狐太郎の異変に気がついた。


「あれ?コタちゃん・・・目が・・・」

そう、いつもより若干赤いのだ。泣いているので分かりにくいが、確かに赤い。

(確か、この目・・・あ!!)

そして彼女は思い出した。

「こ、コタちゃん!!お姉ちゃんのおっぱい、早く飲んで!!」

急に焦り出した留美。彼女が思いだしたのは暴走した時の狐太郎であった。

目の色がそっくりだったのである。どうやら寝起きに誰もいなかったことへの寂しさが原因らしい。

「ふぇ?」

「いいから!!ほら、きっと美味しいわよ?喉乾いたでしょ?」

何とか狐太郎に母乳を飲んでもらうため誘う留美。

「う、うん・・・じゃあ・・・」

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