先祖がえり 33
「美咲は僕に一突きされるごとに気持ちいいのが大きくなっていくよ?それに・・・僕に触られると体中がとっても敏感になるんだ・・・」
「美咲は・・・突かれるごとに・・・敏感・・・」
イタズラからかそのような暗示をかけてしまう狐太郎、しかしそのあと少し不安そうな顔になって
「うん。そして・・・僕のそばにずっと居てね・・・僕のお願いもなんでも聞いてくれる・・・僕のことが大好きなまま・・・」
誰かがいつもそばに居て欲しい。そんな狐太郎の心からか、そのような暗示を美咲にかけてしまう。
「美咲は・・・ずっとそばに・・・大好き・・・」
「うん・・・」
罪悪感は感じないわけもない。ただ、狐太郎は不安なのだ。また、一人になってしまうのではないか・・・
その心から、彼は少しイタズラしてしまった。
「それじゃあ・・・いくよ」
そう言うと
―――――ズチュ、ズチュ、ズチュ
「ふぁっ、ふああ!!ふやああああ!!なにこれぇ!!」
背中をのけぞらせて押し寄せる快感に悶える美咲。
「ひゃわ!!わ、ふぅぅぅん!!くぅぅぅぅぅぅん!!!」
その様子を見ていた留美がつぶやく
「ふふっ・・・美咲ちゃん、ワンちゃんみたいね・・・可愛いわ・・・」
「ひゃわぁぁぁ!!ふ、ふぅん?!わ、ワンちゃん?!」
「ええ。コタちゃんのこと大好きなワンちゃんみたいだわ・・・」
「わ、ワンちゃん!!美咲、ワンちゃん!!」
もう何が何だか分からない様子で耳に入ってきた言葉をそのまま繰り返す。
そして
「あ、ああぁ!!な、何これ?!何か来る、クルぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
「うあぁ!!み、美咲ぃ!!」
―――ブシュ!!ビュクビュクビュク〜〜〜〜〜!!
「くっひゃあああああああああああああんんん!!こ、こたりょーしゃまぁぁぁぁぁ!!!」
絶頂を迎える美咲。さらに
・・・ピュ、ピュルッ、ピュルル〜〜〜〜〜〜
と母乳も出始めた。
「はぇぇぇ〜・・・こたろーしゃまぁ〜・・・らいしゅきれしゅ〜・・・」
そう言った美咲はそのまま何も言わなくなった。
そのまま二人は留美と、しばらく経って目の覚めた加奈に見守られながら、ゆっくりと余韻を楽しんだ・・・
狐太郎が寝た後のことである・・・
「・・・あの・・・」
「・・・なにかしら?美咲ちゃん?」
美咲は聞きたいことがあると言って留美と加奈を呼んでいた。
といっても、場所は留美の部屋である。美咲はまだ狐太郎の部屋に入ることが出来ないため、留美の部屋で話をすることとなった。
留美の部屋に入った美咲は驚いた。そこかしこにいろんなものが飾ってある。
何を描いているのか分からないクレヨンの絵から、これは・・・なにかの動物だろうか。といった粘土細工まで置かれていた。
気になった美咲は話の前に聞くことにした。
「あの・・・その前に、これは何ですか?」
美咲は飾ってある作品の一つ、クレヨンで描かれた絵を指差した。
「ああ・・・これ? ふふふっ、これはね・・・コタちゃんが小さい頃描いた絵よ・・・」
「え?狐太郎様がですか?」
なるほど、留美が大事に飾るわけである。狐太郎は一度も留美の部屋に来たことが無いので知らないだろうが、留美の部屋は狐太郎の幼いころのもので囲まれていた。
「ええ・・・「この絵は何を描いたの?」って聞いたら、「お姉ちゃん」って答えてくれたの♪ 嬉しかったわぁ・・・」
昔のことを思い出している留美。加奈や美咲は自分には無い狐太郎との思い出が留美にはあるということを改めて気づかされ羨ましく思っていた。
「・・・それで?」
「え、ああ・・・あのですね・・・」
留美に促され話を戻す美咲。
「わ、私も・・・母乳が出るようになりまして・・・」
「ええ。コタちゃんに女にしてもらったんだものね・・・おめでとう、美咲ちゃん」
「え、ああ!はい!それはとても嬉しく思っています!! ですが・・・」
「・・・? なにか問題でも?」
「はい・・・お風呂場から上がったあと・・・ブラジャーが入らなかったんです・・・」
そう言って恥ずかしそうに俯く美咲。しかし留美は
「・・・ぷっ、くふふふ」
と笑いだした。よく見ると加奈まで「ふふふ・・・」と笑っている。
「へ?どうして笑っていらっしゃるのですか?」
美咲は悩みを打ち明けたのに笑われて不思議そうに首を傾げている。
「ああ・・・ごめんなさいね。でも美咲ちゃん、安心して。それは当り前のことよ?」
「えぇ?当たり前?」
どういうことか分からない美咲。
「そう。女の子は『真の者』・・・って分かんないか・・・えっと、要するにコタちゃんに中に出してもらうとね、おっぱいが出るようになるの。」
「ええ・・・それは承知しております・・・」
「そうね。そして、おっぱいが出るようになった子はそれと同時におっぱいが大きくなるのよ?」
「えぇ?!そうなのですか?!」
「ええ。その証拠に・・・加奈ちゃん?」
「はい、留美様?」
「美咲ちゃんのおっぱい、測ってあげて?」
「はい、かしこまりました。 それでは美咲さん?服を脱いでください。」
「え?ああ、はい・・・」
今日一日で服を脱ぐことに抵抗をあまり感じなくなったのか、はたまた上司である加奈に言われたからか、すんなりと服を脱ぎだす美咲。
「あら?ブラジャーは・・・」
「えっと・・・入らなくなってしまったので・・・代わりにガーゼを・・・」
「そうでしたか・・・では、メイド服と一緒に下着も頼まなくてはいけませんね。」
「・・・申し訳ございません・・・」
「いえ、いいんですよ。なにより、ブラジャーが無いだなんて、そっちの方がいけませんわ。これから母乳も出るというのに。」