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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 27

美咲が手紙を読み終わったのが分かったのか

「では、説明しますね。」

と説明を始めようとする加奈。美咲はこれから自分の上司となる女性を見た。

すると、先ほどまでニコニコしていた加奈が急に真顔になり

「ところで・・・いつまでそうやって座っているのですか?」

と美咲に注意する。

「え?・・・あ、はい!すいません・・・」

この屋敷に来るまで留美のもとで働く対等の存在だと美咲が思っていた加奈だが、今の台詞で改めて自分の上司だと気づかされる。

普段からニコニコしていて温厚そうな彼女だが、そういうことには厳しいようだ。

美咲はとっさに謝ったことで上下関係を改めて確認し、急いで立ち上がる。

「いえ、今後気をつけてもらえばいいんですよ。」

といってまたいつものニコニコとした顔に戻る加奈。その反応を見て美咲は先ほどの手紙の最後の文を思い出す。

「大体の事は留美様の手紙で理解していただけましたか?」

「あ、はい。加奈さん。」

少しかしこまって返事をする美咲。しかし加奈はまた真顔になって

「・・・理解していただけましたか?」

ともう一度聞く。その反応を見て、美咲は慌てて手紙の内容と自分の返事を照らし合わせる。

そこで自分のミスに気づく美咲。

「あ・・・も、申し訳ございません。加奈・・・様。」

「はい。美咲さんは理解が早くて助かります。」

といってまたニコニコとした顔に戻る加奈。この時美咲は絶対に加奈に逆らってはならないと心のどこかで理解した。

「では、屋敷を案内するまえに・・・注意事項を。」

「注意事項?」

「はい。今から言いますので忘れないでくださいね。あと、今後学園の教師からメイドになる人が現れたら、同様にこれから言う注意事項を教えてあげてくださいね?おそらく「教師長」のあなたが今の私のようにいろいろ説明することになりますから。」

「はい、わかりました。」

その返事を聞くと加奈は相変わらず頬笑みながら話し始めた。

「まず、『全ては狐太郎様のためにある』と言うことを忘れないでください。」

「はい、わかっています。」

「ええ。我々メイドはご主人様と留美様のために動いておりますので。次に、これも分かっているとは思いますが『狐太郎様の部屋には勝手に入ってはいけません』。」

「・・・わかりました。」

「あら、不満そうですね。安心して下さい。ご主人様が許可したらあなたでも入れますわ。」

これを聞いて美咲はいつか狐太郎の部屋に入れてもらおうと夢をもつ。

「あとは・・・ご主人様の食事には必ず「いなり寿司」を用意して下さい。」

「えっ?それは・・・?」

いきなり意味のわからないことを言われてキョトンとする美咲。

「ご主人様はいなり寿司が大好物なのです。だから、絶対に忘れてはなりません。」

「はい・・・分かりました。」

「なお、ご主人様の食事は留美様の膝の上で行いますので、そのつもりで。」

「・・・はい。」

なるほど、狐太郎は留美のことが大好きである。確かにそうなってもおかしくない。

「今は・・・そのくらいですね。では、あなたの服を作りたいと思いますので、採寸しますね?」

「え?」

突然の話に驚く美咲。

しかし加奈はケロッとした顔で返す

「だってあなたはメイドになるのでしょう?だったらメイド服は着て当然です。さあ、服を脱いで。」

「・・・は、はい・・・分かりました。」

渋々納得した美咲。そのままシックなデザインのスーツを脱いでいく。

加奈はその間にあらかじめ持ってきていたのだろうメジャーとメモ用紙を用意していた。

「・・・下着もですか?」

「ええ。当り前です。」

赤と黒の大人っぽいランジェリーをつけた美咲は下着に手をかけ躊躇する。

しかし加奈の命令には逆らえず、下着を脱いでいく。

そうして生まれたままの姿になり

「・・・出来ました。」

「はい。それでは・・・」

と言って近づき、採寸する加奈。

「バストが・・・ひゃく・・・に。102cmですね。カップでいうと・・・IかJぐらいかしら」

と言って順に下まで採寸する。

「・・・はい。終わりました。なかなか素敵なプロポーションですね。ふふっ」

と言って微笑む加奈。美咲は服を着ながら

「あの・・・加奈様もとても大きな胸ですよね・・・」

と、気になっていたことを聞く。

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