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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 196

「あなたは・・・千恵さんね。なぁに?」

「ほ、ホントにいつでもお部屋にお邪魔してもいいのですか?」

千恵や亜紀、琴音、静香はまだ狐太郎の部屋への入室許可を貰っていない。

それもあってか、留美の部屋はおろか、加奈の部屋でさえ訪問が憚られていたのである。

「ええ。もちろん。いつでもいいわ。あ、でも着替えの時とかはやめてね?」

明美は皆の緊張をほぐすためか、冗談めかしてみせる。

主人である狐太郎の母親が目の前に居るとあってか、緊張している面子もちらほら見える。

「じゃあ、他に質問は?」

「あ、はい。」

「えっと、亜紀さんね。何かしら?」

「明美様は、私達と同じような仕事をなさるのでしょうか?料理をしたり、掃除をしたり・・・」

家事一般が出来て、実際にそれらをこなしている亜紀が質問する。

「時間を見つけて出来る時はしようと思うわ。あまり上手じゃないけど・・・」

「そうですか・・・」

亜紀はそれを聞いて少し緊張する。もし一緒に料理を作るとなった時、隣りに居るのは狐太郎の母親である。

「そうだわ。もし今日の夕飯がまだだったら、私も一緒に準備させて貰える?」

「えっ?あ、ええ・・・かまいませんが・・・」

明美の突然の提案に驚いた亜紀だが、断るわけにもいかず了承する。

「ありがとう。他には?」

「はい!」

明美が次の質問を促すと、元気のいい声が聞こえる。

「はい。あら、明日香ちゃん。なにかしら?」

狐太郎の幼馴染みとあって、明美は明日香の事を知っていた。

と言っても、明美は家を留守にすることがほとんどだったため深いつながりは無いのだが。

「えっと、明美様はとてもスタイルが良いですよね・・・それで、お胸のサイズは・・・」

そこまで聞いたあたりで

「明日香さん!!失礼ですよ?!」

加奈の声が明日香を止めようとする。

「あうっ・・・ごめんなさい。」

その声にシュンとしてしまう明日香。少し前までみっちり加奈に指導されていたせいか、加奈には頭が上がらない。

しかし

「いいのよ加奈さん。」

当の本人が許してしまう。

「で、ですが・・・」

「私が許すって言ってるからいいの。」

「・・・わかりました。」

明美の言葉に明日香はいくらか元気を取り戻した様子であった。

「それで・・・胸のサイズよね?えっと・・・」

明美は何かを探している様子で全員を見回すと

「・・・美咲さん。ちょっといいかしら?」

「えっ?はい・・・なんでしょうか。」

丁度いいとばかりに美咲を手招きする。

そして美咲が来るなり

「・・・失礼。」

――――――――モニュ

「うひゃぁ!!な、なんですかぁ?!」

いきなり美咲の胸を揉み始める。

そして

「・・・126・・・いや、127?」

「!!!!」

彼女の耳元でバストサイズを言い当てる。

「当たりね?ふふふっ・・・大きいわね。」

そう言うと明美は美咲を放し

「美咲さん・・・よりちょっと大きいぐらいよ。これでいい?」

明日香の質問に答えた。

「それに、おっぱいだったら明日香ちゃんの方が大きいじゃない。まあでも・・・」

そう言うと明美は

「・・・もっと大きい人もいるみたいだけどね。」

留美の方をチラとみながら苦笑いを浮かべていた。


「じゃあ、他には無いかしら?」

早くしないと狐太郎が起きてしまうかもしれない。

そう思った明美は皆に投げかける。

「あの・・・」

「あぁ、留美ちゃん。さっきの件かしら?」

「ええ。」

最後に質問したのは留美であった。

「さっきの件?」

内容が分からない明日香が首を傾げる。

その他のメイド達も分からない様子だ。

「・・・さっきね、明美さんがコタちゃんを寝かせたの。」

留美が説明を始める。

「しかも、一瞬で。さっきまでコタちゃん寝てたのに明美さんに抱っこされたらすぐに目をトロンとさせて眠っちゃったの。」

留美の説明に明美はふふふっと微笑む。

「あれはね・・・親子だから出来るの。」

「・・・親子だから?」

明美の説明に留美は首を傾げる。

「ええ。」

「じゃあ・・・私には出来ないのですか?」

少し残念そうな留美。

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