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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 190

校長室、つまり学校での留美の部屋。

留美はその部屋で書類仕事をしていた。

もちろん狐太郎は留美にしがみついている。


すると


『木崎先生、至急職員室に来て下さい。繰り返します・・・』

「あ、呼ばれた・・・加奈ちゃん、行きましょうか。」

「はい、留美様。」

どうやらこうなることを見越して加奈を連れて来ていた留美。仕事を手伝ってもらうのだろうか。

だが、これが意味するのは

「・・・コタちゃん。お姉ちゃん、会議に呼ばれちゃったから・・・一人でお留守番出来る?」

「ふぇっ?一人でぇ?」

校長室で狐太郎が留守番をしなければならないということである。

「ええ・・・大丈夫。何かあったらこの電話の受話器をあげて頂戴。そしたらすぐ私のところに電話が通じるわ。何かあったら会議なんかすぐ中止して駆けつけるからね。」

留美は机の隅に置かれた電話を指差した。事前に用意していたのか「コタちゃん用」とご丁寧にラベルまで貼ってある。

「出来るかしら・・・無理なら会議を中止に・・・」

「ううん。わかった。ここで待ってるね。」

留美の問いかけに返事をする狐太郎。

留美はその返事を聞いて

「ありがとう。すぐ済ませてくるからね。さ、加奈ちゃん。急ぎましょう。」

慌てて加奈と一緒に部屋を後にした。




「・・・まだかな」

あれから二十分ほど経ったころ。

校長室の中をいろいろ物色するのにも飽きてきた狐太郎。

「・・・会議って言ってたな・・・だったらもっとかかるのかなぁ・・・」

狐太郎はそう言うと座っていた椅子から離れ

「・・・いいよね。少しぐらい。」

校内を歩きまわることにした。




「・・・ここがこーちゃんの通ってる学校ね・・・」

狐太郎が校長室を出たと同時刻。

校内には数日前に校門の前で話しあっていた二人の女性のうちの一人が入っていた。

少し茶色がかった髪は肩まで降ろされ、艶を持って輝いている。

留美や加奈と同じくらいの身長だろうか、どちらにせよ女性にしては長身である。

整った顔つきに垂れた目尻。一目見て優しい女性だと分かる顔つきである。

肌も白く、手足も長い。見た感じでは20代後半・・・いや、前半と言っても通じるかもしれない。

しかし、その胸は例にも漏れず大きく張り詰めている。既にこの時点で美咲ほどの胸はあるのではなかろうか。

音を立てずゆっくりと歩くその姿は美しく、見惚れるほどであった。

「・・・綺麗にされてるわね・・・これなら合格かなぁ・・・」

校内を品定めするかのように見歩く女性。

段々とその足は狐太郎の居る校長室の近くに向かっていた。



「・・・お姉ちゃんと一緒に見てまわった時とは違って見える・・・やっぱり高さが違うのかなぁ・・・」

校舎を練り歩く狐太郎。キョロキョロと見回している姿はどこか危なっかしい。

誰にも会わないよう、細心の注意を払いながら校舎内を歩いて行く。

「・・・あ、ここが家庭科準備室か。」

前に来たことがある教室もなんなく見つける狐太郎。

だが、その頃・・・



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