先祖がえり 187
すると
「・・・ん・・・んんっ・・・」
―――――――・・・ピュッ・・・プシャ
彼女の胸から母乳が溢れ出る。
「こ、これって・・・」
自分の手を見て母乳が出たことを確認した明日香。
その肩はフルフルと小さく震えている。
ああ、やはりショックだったのか・・・
留美と加奈がそう思っていたその時
「・・・や、やったああああああああああ!!!」
明日香は大きく両手を伸ばして喜んでいた。
突然の事にあっけに取られる留美と加奈。
しかし明日香は気にせず
「やった!!やったよこー君!!私のおっぱい、こんなに大きくなったよ!!それに、母乳まで!!」
近くに居る狐太郎に喜びを報告する。
「あ、あーちゃん!!」
狐太郎も明日香の喜びように段々と笑顔になり
「・・・あーちゃんっ!!」
居てもたってもいられず明日香の胸に飛び込んだ。
―――――――――ボムゥゥン・・・
「っと!えへへっ。どう?全然痛くないでしょ?」
明日香の胸はまるでトランポリンのようにジャンプした狐太郎の衝撃を和らげていた。
「うんっ!!それに、とっても柔らかくて、フカフカでぇ・・・」
狐太郎は明日香の胸に潜り込んでくる。
「きゃふふっ!もう、こー君♪くすぐったいよ・・・そんなにおっきいおっぱいが好き?」
「うん・・・ふにゃぁ・・・♪」
狐太郎は気持ちよさそうに目を閉じる。
「そう・・・良かったぁ・・・」
明日香は嬉しそうに狐太郎を抱きしめた。
すると
「・・・コタちゃぁ〜ん♪」
「んぇ?お姉ちゃ・・・んん?!」
――――――――グニュゥゥ〜・・・
留美も狐太郎を可愛がりたくなったのか、明日香の上にうつ伏せになり始める。
「ううっ・・・る、留美様・・・重いです・・・おっぱいが・・・」
二人の巨大な膨らみが狐太郎を挟んでいびつに重なり歪む。
「あら・・・重いなんて失礼ね・・・ねー、コタちゃん♪」
「んむむむむ!!むむむ〜〜!!」
しかし間の狐太郎はそこらじゅうを柔らかい乳肉で包まれもがいている。
「る、留美様!ご主人様が!」
加奈はその異変にいち早く気がついた。
「え?・・・ああっ!!ご、ごめんねコタちゃん!!」
留美は自分と明日香の胸の間でもがいている狐太郎を見て、慌てて離れる。
「・・・っぷはぁ!!あうう・・・」
狐太郎は怖かったのか、明日香の胸に潜り込む。
すると明日香は狐太郎を抱きしめ
「大丈夫?!こー君!!ああ・・・ごめんね?痛く・・・は無いわね。」
ヨシヨシと狐太郎の頭を撫でてやる。
「ごめんね?悪気は無かったの・・・だから、お姉ちゃんの事嫌いにならないで?」
留美は狐太郎の機嫌を取ろうと頬を撫でてくる。
すると
「・・・う、うん・・・えへっ・・・」
狐太郎は顔を少し赤く染め、笑顔を見せる。
こうしてしばらく二人は狐太郎をあやし、加奈はそれを見守っていた。
「・・・では、測りますが・・・それにしても全然垂れていない・・・」
「当り前よ。コタちゃんのためのおっぱいですもの。」
しばらく経って、留美と明日香の二人はバストサイズを測ることになった。
今狐太郎は明日香の胸に抱かれている。
(・・・一応8杯飲んだけど・・・明日香ちゃんもかなり大きくなってるわ。どうかしら・・・)
少しびくびくしながらその時を待つ留美。
そして
「・・・ひゃく・・・ななじゅう・・・いち・・・いえ・・・に。172cm・・・」
「ああっ・・・ついに・・・」
ついに留美は屋敷で一番大きな胸を手にした。
「す、すごい・・・私より10cm以上も・・・」
加奈は自分の胸と留美の胸を改めて見比べた。
だが
「じゃあ、次は私ですね。こー君、待っててね♪」
留美はまだ油断はできない状況であった。
(・・・大丈夫よ。こー君も気にいってくれたし、かなり大きくなってるはずよ・・・)
明日香は自分に言い聞かせながらその時を待つ。
留美は狐太郎のもとに行き、抱き上げ、一緒にその時が来るのを待った。