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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 178

だが

「え・・・・・こ、こー君?こー君だよね?!」

「「「へっ?」」」

明日香の反応に意味が分からないと驚く留美、加奈、真由の3人。

さらに

「・・・・・えっ、あーちゃん?」

「「「!!!」」」

狐太郎も明日香の事を知っているのか、お互いにあだ名で呼び合う。

「ああぁ!!やっぱりこー君だ!!会いたかった!!!」

明日香は机を回って狐太郎の近くに近づくと

「こーくぅん♪!!!」

そう言って狐太郎を抱きしめる。


それを唖然としてみていた留美は急にハッとしたかと思うと

「ちょ、ちょっと明日香ちゃん?!コタちゃんから離れて!!」

慌てて二人の間に入って離そうとする。

だが

「嫌ですぅ!!せっかくこー君に会えたのにぃ!!」

明日香はワガママを言って狐太郎を放そうとしない。

すると

「あ、あーちゃん・・・く、苦しい・・・」

その力に狐太郎は耐えきれず、苦悶の表情を浮かべる。

明日香はそれを見るなり

「きゃあ!!ご、ごめんねこー君!!」

そう言って狐太郎を解放してやる。

「ケホッ・・・う、うん。久しぶりだね、あーちゃん。」

狐太郎は明日香を見つめると全く警戒すること無く話しかける。

と、そこで

「・・・コタちゃぁ〜ん?そろそろお姉ちゃんに明日香ちゃんの事教えてくれないかしら?」

そろそろ堪忍袋の緒が切れそうな留美は、狐太郎に努めて優しく質問する。

「え?う、うん。あーちゃんは僕が小さい頃よく一緒に遊んでた幼馴染みなんだ。」

「「「お、幼馴染み?!」」」

その話を聞いていた3人は揃って声をあげる。

「うん。でも、僕が小さいころにあーちゃんは遠くに引っ越しちゃって・・・」

「でもでもっ!!最近またこっちに戻って来たんです!!」

二人は息ぴったりに説明を続ける。

だが、3人はそれとは別の事を考えていた。

(・・・まずいわ。コタちゃんの幼馴染みですって?)

(・・・ご主人様、全く警戒なさっていません・・・それほど信頼しているのでしょうか・・・)

(あうぅ・・・狐太郎様・・・嬉しそうです・・・)

新たな恋敵の登場に焦る3人。しかも、今度のはとびきり手強そうだ。

「??  こー君、これは?」

明日香は狐太郎の耳や尻尾を指差す。

「ああ、これ?僕の耳と尻尾だよ。触ってみる?」

「「「ええ?!」」」

なんと、あれだけ警戒していた耳や尻尾を触ることを明日香には簡単に許してしまう。

「いいの?! じゃあ・・・うわぁ、フワフワだぁ!!」

「んきゃあ!!く、くすぐったいよ・・・///」

そう言ってまたじゃれあう二人。本当に仲がよさそうで・・・

それだけに羨ましい。留美達は段々イライラし始める。

「それにしても・・・あーちゃん背高くなったね。」

「そりゃあ私の方がお姉さんですもの!!ほら見て!!おっぱいもこんなに大きくなったのよ!!」

明日香はえっへんと胸を張ると、そのまま両手で揺らして見せる。

(・・・っく、この子、サラッと「お姉さん」ポジションを・・・!!)

留美は明日香のセリフにイライラを募らせる。

そして

「それに・・・まだまだ初めてのものがあるんだよ?例えば・・・」

そう言って狐太郎に顔を寄せる明日香。

その瞬間、明日香が何をしようとしているのか理解した留美は

「ダメぇぇぇ!!」

そう言って狐太郎を抱き上げ、明日香から離してしまう。

キスを妨害された明日香は少し怒った様子で

「・・・もうっ!校長先生、何するんですか!!」

「何するじゃないわ!!人のコタちゃんをたぶらかして!!」

留美との舌戦をふっかける。

「たぶらかしてなんかいません!!大体、校長先生とこー君にどんな関係が?!」

「コタちゃんはね、私の従姉弟よ!!大事な大事な子なの!!」

「い、従姉弟?!そうなのこー君?!」

「う、うん・・・」

狐太郎は突然振られた話に戸惑いながら頷く。

その反応にひるむ明日香。

(なっ!!じゃあ、私より関係が近い・・・!!)

留美はそれを見ると「イケる」と判断したのか

「大体なによ。お姉さんって・・・コタちゃんのお姉ちゃんは私。おっぱいが大きくなったって、その程度で言わないで。」

「その程度とはなんですか!!これでも94cmあるんですよ!!」

明日香は自分の胸に誇りを持っているのか、再度胸を張ってアピールする。

すると留美はやれやれといった感じで首を振って

「・・・私は143cmあるわ。」

「ひゃ、143?!」

大差で負け、返す言葉が無い明日香。

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