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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 177

「・・・はい。お願いします。」

そう言って電話を切った留美。

「ふふふっ・・・見てなさい。打倒加奈ちゃんと里美ちゃんよ!」

彼女にはある作戦があった。




その日の昼ごろ

「・・・お姉ちゃん、僕学校に行く・・・」

「・・・?今から?別に良いけど・・・」

狐太郎はいきなり学校に行きたいと言いだした。

その日は留美も本社に向かう用事が無く、予定も空いていた。

「・・・じゃあ、お姉ちゃんと・・・加奈ちゃん。3人で行きましょうか。」

「うんっ!」

こうして昼から狐太郎達は学校に向かっていた。



「・・・コタちゃんどうだった?」

「うん。楽しかった!」

とはいうものの、いきなり昼ごろ学校に行ってもすることは無く、狐太郎は留美に抱かれたまま校内を散歩していた。

そして丁度今校長室に戻って来たところである。

「そう。それは良かった。」

留美もつられて笑顔になり、狐太郎の頭を撫でてやった。


すると

「(コンコン)・・・失礼します。」

校長室に来客が訪れる。

「は、はいっ!どうぞ・・・あら?真由ちゃん。」

留美は狐太郎の知らない相手だといけないと思い、狐太郎を隠した後返事をする。

だがその心配はいらなかった。訪れて来たのは真由である。

「留美さ・・・校長先生。」

真由はうっかり留美様というところを慌てて言い直した。

「・・・? 真由ちゃん?」

無理しなくてもいいのに・・・そう言おうとすると


「・・・失礼します。」

もう一人別の人間が部屋に入って来た。

「・・・あら?あなたは・・・」

「はい。生徒会副会長の水瀬 明日香(ミナセ アスカ)です。こちらの案件で会長と・・・」

入ってきたのは副会長を名乗る女子。

真由と同じぐらいの身長。長めの髪をポニーテールに結わえている。

綺麗というよりは可愛いというべきか。元気で活発そうな顔つき。

そしてやはり年の割には大きく実ったその胸が目をひく。

おそらく彼女が居るため真由も「留美様」と呼べなかったのだろう。

「・・・明日香ちゃん。どの件かしら?見せてくれる?」

「はい。失礼します。」

そう言うと明日香と真由の二人は留美に近づく。

真由はその際そばで控えている加奈に「失礼します・・・」と頭を下げる。

「・・・こちらです。」

「ちょっと待ってて。今目を通すから。」

そう言って留美は椅子に座りなおした。


その時

「・・・おや?校長先生。それは・・・」

「え?・・・あっ!!」

明日香が指をさしたのは、狐太郎の耳であった。

おそらく留美が椅子に座りなおした時に出てきたのだろう。

さらに

「・・・んん〜〜・・・」

居心地が悪くなったのか、体勢を直すため狐太郎がモゾモゾと動き出す。

「ええっ?!動いて・・・」

「ちょ、ちょっと!!コタちゃん!!」

そして

「・・・んぇ?」

ついに狐太郎が頭をあげてしまう。

頭を抱える留美や加奈。真由も慌てた様子だ。



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