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先祖がえり
官能リレー小説 - ハーレム

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先祖がえり 174

「きゃあ!!」

「ひゃっ!!」

「な、なに?!」

里美の胸の辺りから破裂音が聞こえる。

3人が音のした方を向くと

「・・・やっぱり。」

「・・・ですね。」

「むむむ〜〜・・・」

彼女のメイド服が一気に増えた体積に耐えきれず、弾けていた。

「あ、あわわわわわっ!!」

普段冷静に任務をこなす里美だが、今回ばかりは焦りだす。

さらに

「・・・あっ!!留美様!!見てください!!里美さんの胸の谷間に!!」

「えっ?!・・・あっ!!」

「?!!?!?!」

里美は慌てて胸のあたりを手で隠す。

そこには「解」と書かれた瓶が挟まっていた。

彼女は身の回りで一番安全なところにそれを隠していたのだ。


「なるほど・・・なんとなくどういうことか分かったわ。さあ里美ちゃん!!観念してその瓶を渡しなさい!!命令よ、早く!!」

「!! こ、狐太郎様!!」

「・・・うん・・・『里美、お姉ちゃん達にその瓶を渡さなくて良いよ。』・・・」

「・・・っく!!またぁ!!」

留美が渡すよう命令するが、里美は狐太郎を介して命令を打ち消す。

かといって直接取りに行って勝てるような相手ではない。男20人を5秒でなぎ倒す強者なのだ。

(一体どうすれば・・・)

留美が悩んでいると

「・・・留美様、私に考えがあります。」

「加奈ちゃん?・・・って美咲ちゃんは?」

「ええ。既に手を回しております。私に任せてください。」

加奈は任せろとばかりに一歩前に出る。

それを見てたじろいだ様子の里美。

「・・・さあ、もう一度だけチャンスをあげます。大人しくそれを渡して下さい。」

加奈はいつもの怒った表情で里美に近づく。

「こ、狐太郎様!!」

「・・・『加奈の言うこと、聞かなくても良いよ。』・・・」

だが里美も抵抗を続ける。

その時

(・・・もう良いようですね。)

加奈の眼が光った。

そして

「・・・なら、力ずくでいただきます!!」

加奈が里美に向かって走り出す。

「!!!  っく!!」

里美は慌てて後ろを向いて逃げ出そうとする。


だがそこで『それ』は起こった。


「えっ?わわわわわわっ?!」

急に里美の身体がブレ、そして

「きゃっ!!」

倒れてしまう。

そこへ既に廊下の向こう側に回り込んでいた美咲が

「・・・観念しなさい!!」

押さえつける。

「良くやりました美咲さん!!」

加奈も遅れてやって来て、里美が動けないよう押さえつける。

その際「解」と書かれた瓶を回収し

「は、放し・・・ングッ?!・・・ン・・・ングッ・・・ップハァ!!エホッ、ケホケホッ!!」

里美に飲ませることを忘れない。

その途端

「やだぁ!!里美と一緒にいる!!里美と・・・あれ?」

狐太郎も正気に戻ったようにキョトンとしている。

「コタちゃん!!こっちよ!!」

「ふぇ?お姉ちゃん?う、うん・・・」

その時遅れてやってきた留美が狐太郎を確保した。



こうして里美が起こした事件は幕を閉じた。




「・・・なんで・・・なんであそこで・・・」

別室に連れていかれた里美は、留美、加奈、美咲の3人に見降ろされていた。

狐太郎は留美の胸にしっかりと抱かれている。

さらに里美は服を脱がされ、全裸で座らされていた。

「なんであそこでこけてしまったんだ・・・」

思い返すも悔やまれる。どうしてあそこでバランスを崩してしまったのか。

だが、それに答えを出すものが居た。


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